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10月9日は「世界郵便デー」。今回は「世界郵便デー」の意味や由来を解説します。
また、「世界郵便デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に物流業界の方や手紙やギフト関連の製品やサービスを提供している企業、イベント運営をしている企業などはぜひ参考にしてみてください。
10月9日は「世界郵便デー」です。1969年(昭和44年)に万国郵便連合が発足したことにちなんで「UPUの日」として制定。1984年(昭和59年)に「世界郵便の日」と名称が変更されました。「世界郵便デー」や「万国郵便連合記念日」とも呼ばれる国際デーの一つです。
万国郵便連合ができたことにより、地球上のほぼすべての地域から固定料金に近い形で郵便物が送れるようになり、国際郵便・国内郵便(内国郵便)が同様の扱いになりました。また、国際郵便料金は、それぞれの国で徴収し使用することが定められ、日本は1877年(明治10年)に加盟しました。
この日を中心とした1週間は「国際文通週間」とされており、記念切手が販売されたり、イベントが行われたりしています。
「世界郵便デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界郵便デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界郵便デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界郵便デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界郵便デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界郵便デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界郵便デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界郵便デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「世界郵便デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
ブランドコマースやパートナーグロース事業を展開するAnyMind Group株式会社は、海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」に関するプレスリリースを配信しました。これまでのサービスに加え、送り状の発行自動化などの新機能を提供開始。
税関告知書やインボイスの手軽な作成や、万国郵便連合の規定に則った通関電子データの自動送信といった機能が追加されています。プレスリリースでは、新機能の概要だけでなく「新機能提供開始の背景と狙い」に訴求しているのがGOODです。記念日に関した発信ではありませんが、提供開始に合わせて配信することで、認知拡大効果の向上にも貢献しています。
参考:AnyMind Group、日本郵便の国際郵便サービスに対応し、EMSや国際eパケットなどの送り状発行を自動化する新機能を提供開始
自立制御技術などを用いたソリューションサービスを提供する株式会社ACSLは、万国郵便連合の諮問委員会会員として郵便業務理事会のレセプションを主催しました。2023年5月、スイスのベルンで開催された国連専門機関のレポートです。
プレスリリースでは組合の概要を押さえたうえで、レセプションで協議した内容や今後の目標などを紹介。当日の様子がわかるよう複数の写真をピックアップし、理解度を高めた構成がGOODです。「世界郵便デー」にちなんだ広報PRではありませんが、企業としての取り組みや事業内容をプレスリリースで配信することで認知を広げるきっかけになった好事例といえるでしょう。
参考:ACSL、万国郵便連合(UPU)の諮問委員会会員として、48カ国の加盟国で構成される郵便業務理事会のレセプションを主催
梱包用品の製造・販売を手掛ける株式会社アースダンボールは、新商品のプレスリリースを配信しました。日本郵便の「スマートレター」に使用できるよう設計された、保護・補強用段ボール製品です。
プレスリリースではスマートレターのほか、メルカリ便やネコポスなどで投函する際に活用できる点についても訴求。商品概要をまとえめたうえで、実際の利用イメージを写真で紹介したのがGOODポイントです。「世界郵便デー」のプレスリリースではありませんが、自社製品の広報PR施策として参考になるでしょう。
参考:【シンプルで使いやすい!】スマートレター向けの保護・補強用ダンボールシートが新登場
「世界郵便デー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「世界郵便デー」には、手紙や文通に注目が集まります。デジタル社会でなかなか手紙を書く機会が減った今、手紙を書くことに焦点を当てたイベントやキャンペーンを実施するのもよいでしょう。手紙に関する調査リリースを出すのも一案です。
「世界郵便デー」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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