春の訪れを呼びかける画像が肝！3月に使える「ひなまつり」プレスリリース事例

メディア・生活者の視点を兼ね備えた「ひな祭り」プレスリリース事例

過去に配信されたプレスリリースを振り返ってみると、多くの記事が「ひな祭り」「3月3日」を明記し、記念日を想起させやすいタイトルになっています。中でも、自社ならではの訴求ポイントを豊富に盛り込んだプレスリリースは多くの注目を集めました。

今回紹介するプレスリリースも、このポイントを上手に押さえたテクニックが駆使されており、参考になります。

事例1．「ひな祭り」の飾りを表現したケーキ｜株式会社ファイブフォックス

株式会社ファイブフォックスは、子会社である株式会社コムサが展開する「カフェコムサ」の「ひな祭り」に関するプレスリリースを配信しました。2024年3月3日の「ひな祭り」に合わせて、2種類のケーキを3日間限定で展開することを紹介しています。

参考：3月3日はひなまつり！カフェコムサから「ひなまつり限定ケーキ」が登場

GOODポイント1：「3月3日」「ひなまつり」を明記したシンプルなタイトル

「3月3日」「ひな祭り」の記念日がわかる日付と、提供場所である「カフェコムサ」、商品内容がイメージできる「ひな祭り限定ケーキ」をタイトルに盛り込んでいます。少ない文字数の中で、興味を引く文言をしっかり網羅したのが魅力的です。

タイトルは、プレスリリースを読んでもらうきっかけになる非常に大切な要素。記念日に特化したオリジナル商品をアピールすることで、記事本文に誘導しやすくなるでしょう。

GOODポイント2：ケーキの中のデザイン・素材がわかる断面画像

ケーキのようなスイーツは文字だけでイメージするのが難しいため、記事に掲載する写真が重要なポイントです。今回のプレスリリースでは、販売する2つのケーキを大きな写真で紹介しています。

特に2つ目の写真は、「ひな祭り」の飾りとして使われる菱餅を表現したケーキのこだわりが伝わるよう、断面を写したのがGOODです。デザインはもちろん、素材やフルーツの量をアピールする効果にもつながっています。

「ひな祭り」の歴史や食べ物の意味に触れながら、それを自社ならではの表現技術に活かしたという独自性にも興味・関心を引かれるのではないでしょうか。

事例2．サボテンを人形に見立てたユニークな「ひな祭り」展示｜株式会社伊豆シャボテン公園

株式会社伊豆シャボテン公園は、伊豆シャボテン動物公園で開催する「しゃぼてんひなまつり」についてプレスリリースを配信しました。2024年2月29日から4月11日にかけて、サボテンお雛様の段飾りを展示する「ひな祭り」の期間限定企画です。

一般的に想像する段飾りではなく、すべての人形をサボテンで演出したユニークなビジュアルがインパクトを与えています。

参考：第十一回「しゃぼてんひなまつり」開催

GOODポイント：サボテンを使った自社ならではの展示

魅力的なのは、なんといっても伊豆シャボテン動物公園でしかできない展示を実現したところ。さまざまな種類のサボテンに衣装を着せて、ぼんぼり（雪洞）や桜の花も添えてきれいに演出した写真を複数掲載しました。

このようにオリジナリティあふれる企画には、メディアフックとなる独自性・希少性・話題性といった要素を含んでいます。観光スポットの季節限定イベントとして、メディアに取り上げてもらう機会も増えるでしょう。

メディアフックに関する記事はこちらからもご覧いただけます。

事例3．節句飾り20種類を丁寧に紹介したプレスリリース｜株式会社中川政七商店

奈良の老舗・株式会社中川政七商店は、2024年度の節句飾りとして雛飾りを発売し、プレスリリースで公表しました。奈良一刀彫の技術を活かした雛飾りを7種類、インテリアとして取り入れやすい価格帯から13種類、計20種類の商品ラインナップです。

老舗ならではの技術を盛り込んだプレスリリース内容だけでなく、オリジナル雛飾り発売4年目で売上6倍を達成したという、実績が客観的にわかるタイトルも参考になります。

参考：オリジナル雛飾りが発売4年目で売上6倍成長へ！中川政七商店がインテリアとして飾れる雛飾りなど20種発売

GOODポイント1：豊富なラインナップのオリジナル雛飾り

プレスリリースのリード文では、今回発売する商品のラインナップの概要がわかるよう、「伝統的な雛飾り」「インテリアとしても取り入れやすい価格帯の雛飾り」など、購入を検討中の人が選びやすくなる特徴を押さえたのがGOODです。

20種類という豊富な数をアピールするだけでなく、特徴やメリットを添えることで、メディア関係者も情報を把握しやすくなります。

GOODポイント2：各商品の名称や価格帯、ビジュアルをきれいにまとめた構成

記事本文では3つの見出しを設けて「10〜40万円台の節句飾り」「脇飾り」「5万円以下の雛飾り」をピックアップしています。高級感のある伝統的な雛飾りでありながら現代の暮らしにむなじむもの、小ぶりなサイズ感でインテリアとして楽しめるものなど、各商品の訴求ポイントを細かく紹介したのが魅力的です。

商品単体ではなく、家具や小物、手元などを写すことで、サイズ感や使用感がイメージしやすくなっています。

「ひな祭り」の意味や由来、広報PRに活用するポイントと事例は、以下の記事でも紹介しています。

「ひな祭り」ならではの自社製品・企画をプレスリリースに

「ひな祭り」ならでは、自社ならではの企画で注目を集めた株式会社ファイブフォックスや株式会社伊豆シャボテン公園、伝統技術とニーズに合わせた価格帯のラインナップに訴求した株式会社中川政七商店のプレスリリース事例をご紹介しました。

本来は女の子の成長と幸せを祈る行事ですが、近年では性別を重視しないイベント・キャンペーンなども増えています。「ひな祭り」ならではの話題性に加え、独自性・希少性・新規性があれば、メディア関係者の目に留まることも増えるでしょう。魅力的でユニークな3社の事例を参考に、ぜひ自社ならではのプレスリリースを制作してみてください。

＜編集：PR TIMES MAGAZINE編集部＞