ギフトとして選ばれる必然性をつくる。7月に使える「お中元」プレスリリース事例

日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちを伝える機会として定着している「お中元」。半面、若年層の「お中元離れ」が進んでいるという報道も目にするようになりました。

地域差はあるものの7月中旬から8月上旬に贈ることが多く、関連するプレスリリースはギフト選定期間を考慮してか6月の配信が多くなる傾向にあります。品物決めや渡す方法、タイミングなど悩みはつきもので、それらに応えるような調査系リリースやお中元におすすめな商品をアピールする提案型リリースが主です。

そんな「お中元」に関連したプレスリリースの中からPR TIMES MAGAZINE編集部がピックアップ!2019年6月24日に配信された、百匠屋さんのプレスリリースを紐解いていきます。

◆百匠屋さんのプレスリリースはこちら

新感覚!ありそうでなかったカジュアルでおしゃれなお米のギフト、ちょっとした手土産にちょうどいい「百匠屋」のお米ギフトが誕生。

どんな人に届けるべきかが一目瞭然!百匠屋の「お中元」プレスリリース事例

滋賀県で農業を営む百匠屋さんがお米のギフトを販売開始するプレスリリースです。滋賀県湖北で低農薬・低化学肥料にこだわった近江米を家族で作っている農家さんで、米作りの日々をブログに綴ったり、農業体験の機会を設けたりと意欲的に活動されています。

お中元用ギフトとして商品をおすすめするプレスリリースは他にも多く配信される中、こちらが注目を集めた秘密を紐解いたところ

  • GOODポイント1:お中元離れを解消させるアピールポイントの分かりやすさ
  • GOODポイント2:単調さを回避した商品の豊富な見せ方
  • GOODポイント3:農家としての在り方も随所に織り込む

の3つのポイントが見えてきました。

GOODポイント1:お中元離れを解消させるアピールポイントの分かりやすさ

若者のお中元離れが深刻化する中で、親しみやすいカジュアルさを持ちつつも、贈る相手を選ばないイマドキな提案です。『「おいしい」と「健康」を贈る』という、相手を思いやる姿勢に寄り添った提案だからこそ、お中元のギフトに選びやすくなります

本文でターゲットコンセプトを明確に提示することで、商品のポイントもより伝わりやすくなっています。「ニーズに沿っているか」「どう喜んでもらえるか」などお中元ビギナーが知りたい情報が提供できます

開発販売する中で既存顧客から要望の高かった商品をギフトセット化したという背景にも言及。お中元を贈り慣れていない人や初めてこの商品を知った人でも失敗しづらく、安心して購入できるでしょう。

GOODポイント2:単調さを回避した商品の豊富な見せ方

豆や米が層になったパッケージが類を見ず、新鮮です。材料を説明する画像があることで、食べたことがない人でも実物がきちんとイメージできます。文章で伝えると長々となってしまう場合などは画像で解説すると理解しやすくなりますね。

全商品を横並びに配置したカラフルなアイキャッチが、数あるプレスリリースやSNSタイムライン上で目を惹きます。こうしたビジュアル効果も相まって、いくつかのグルメ系メディアで紹介されていました。

メイン画像や商品紹介画像のみならず、利用シーンが想起しやすい食卓のイメージカット、自然光を活かした屋外撮影のギフトセット画像など、目的に合わせて多彩な撮影方法を実践されたのが伺えます。

自然光を活かしたギフトセット画像

同じ商品でも撮影方法や見せ方を変えればプレスリリースの表情もそれだけ豊かになり、メリハリが生まれるのでより読みやすくなります。

GOODポイント3:農家としての在り方も随所に織り込む

リード文と本文内の最後に、農家としての特徴や姿勢を表記。企業でも、ミッションや方針をプレスリリースに織り込むことで、初めての接点となる読み手にも大切にしている考え方や存在意義を認識してもらいやすくなります。

プレスリリースは単に新商品をアピールする場ではなく、企業の在り方をも伝える公文書であることを体現している点は、参考になるポイントです。

プレスリリースリード部分
プレスリリース下方

コロナ禍でお中元文化が復活するかは注目

商品の魅力やギフトとしての適正さを端的に伝える、分かりやすい言葉選びや画像の工夫が参考になるプレスリリースでした。

今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、生活環境や労働環境に大きな変化を強いられました。そんなときこそ人との繋がりを大切に、感謝の気持ちを伝える風習は継承していきたいもの。

経済の回復も重要視されている今だからこそ、お中元離れが進む新社会人などの若年層にも伝わるよう、商品そのものの魅力に加え、ギフトとしての最適さや贈る際のワンポイントなど、別角度からのアプローチもできると良いでしょう。

<編集/岡 陽香>

この記事のライター

大森 美野

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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