PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
10円カレーの日(9月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日10円カレーの日(9月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月25日は「10円カレーの日」。今回は「10円カレーの日」の意味や日付の由来を解説します。

また、「10円カレーの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、カレー関連の商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「10円カレーの日」の意味・由来とは?

9月25日は「10円カレーの日」です。東京都の日比谷公園内に店舗を構える、洋風レストラン「松本楼」によって制定されました。

日付は、1971年に放火で炎上した松本楼が、1973年9月25日の再オープン時にチャリティイベントを行った出来事が由来です。同店は、当時10円でカレーを提供したことにちなんで、毎年9月25日に「10円カレーチャリティ」と題したイベントを開催。

現在、10円カレーチャリティで集まった募金は、日本ユニセフ協会をはじめとするチャリティ団体に寄付しています。カレーを用いたキャンペーンやイベントなどであれば、広報PR活動の題材として扱いやすい記念日といえるでしょう。

「10円カレーの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「10円カレーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「10円カレーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「10円カレーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「10円カレーの日」を元に発信をする流れ

「10円カレーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「10円カレーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「10円カレーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「10円カレーの日」を広報PRに活かした事例

「10円カレーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「10円カレーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「10円カレーの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.SDGsの実現に向けた新ブランドを始動

株式会社ビオスタイルは、同社が売寧する複合型商業施設GOOD NATURE STATIONにて、新ブランド「GOOD NATURE MARKET」を立ち上げました。体・心・地域・社会・地球の「5GOOD」を目指し、新たな食スタイルを体現するプロジェクトです。

新ブランドのデビューを記念して、抽選で10人に商品セットが当たるプレゼントキャンペーンも実施。カレーというひとつのテーマをSDGsの実現と絡めた、斬新かつ魅力的な広報事例です。

参考:体、心、地域、社会、地球に、“5GOOD”なおいしさを 新食品ブランド「GOOD NATURE MARKET」誕生 5月20日(金)に第一弾 “CACAO CURRY” シリーズがデビュー|株式会社ビオスタイルのプレスリリース

事例2.公民連携で、市民の健康増進を促す薬膳カレーを開発

埼玉県戸田市は、市民の健康増進事業の一環として「薬膳カレー」の販売を発表しました。日本薬科大学と包括連携協定を締結し、株式会社ベルクや戸田ボートレース企業団との協議を重ね、コラボ商品として開発した取り組みです。

5月9日は、新商品の発売を記念し、販売促進イベントを開催。有識者による監修のもと、市と公民が連携した広報事例となっています。

参考:埼玉県戸田市 – 公民連携による「薬膳カレー」が販売されます!!

事例3.スパイスカレー激戦区で代表2人がトークセッション

株式会社パルコは、2022年4月、心斎橋PARCOのコワーキングスペースにて、「カレーとコミュニティ」と題したイベントを開催しました。大阪のスパイスカレー業界を代表する2人が対面し、スパイスカレーとコミュニティについて語り合うトークイベントです。

トークセッションに加え、2人のスペシャルコラボカレーを仕込む様子も発信。費用1,000円で会場に参加できるほか、オンラインであれば無料で閲覧できる点がGOODポイントです。

参考:大阪スパイスカレー界隈を代表する二人による熱いカレートーク!「カレーとコミュニティ」心斎橋PARCO4階・SkiiMaにて開催

事例4.牛骨を廃棄せずにカレーに盛り込んだ新商品を開発

株式会社なかやま牧場は、フレンチレストラン「シンシア」のトップシェフとタッグを組み、新しい商品シリーズ「なかやま牧場グリーンシリーズ」を開発しました。畜産の持続可能性を視野に入れ、材料の使い方にこだわったプロジェクトの第1弾です。

通常は廃棄される牛骨を活用し、レストランクオリティのカレーに仕上げています。牛の生産から牛肉の販売まで、生産ラインを一貫して担う企業ならではの、環境に配慮した取り組みといえるでしょう。

参考:畜産の持続可能性を視野にいれた商品「なかやま牧場グリーンシリーズ」を発表

事例5.地域活性化を目指して、インパクト抜群のカレーを販売

カラオケのチェーン店を展開する株式会社TOAIは、新ブランドの1号店「ジャジャーンカラ 京大BOX店」に関するニュースリリースを発表しました。「百万遍!京のデカ盛り!すとりぃと」と題した地域活性化企画に参加し、京都の学生をターゲットとした新メニューを販売する企画です。

「超新星爆発(ビッグバン)カレー」と名付けられたカレーは、丸い地球と真っ暗な宇宙を彷彿とさせる見た目が特徴。総重量1.8kgのボリュームと抜群のインパクトは、まさに若者にとって魅力的な新メニューといえます。

参考:「デカ盛り」でコロナ禍の学生街を元気に!ジャジャーンカラ京大BOX店が「百万遍!京のデカ盛り!すとりぃと」に“前代未聞のカレー“で参加

「10円カレーの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月25日の「10円カレーの日」は、カレーの販売促進や新商品の紹介につなげやすい日です。飲食業界の方や、カレーの開発に携わっている方にとっては特に、「10円カレーの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「10円カレーの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ