
母の日
10月28日は「日本のABCの日」。今回は「日本のABCの日」の意味や由来を解説します。
また、「日本のABCの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に出版業界の方や、書籍関連の調査リリースを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月28日は「日本のABCの日」です。1988(昭和63)年、一般社団法人・日本ABC協会(JABC)によって制定されました。
日付は、1952年10月28日に、雑誌や新聞の発行部数を調査・発表するABC(新聞雑誌部数監査機構)が誕生した出来事にちなんでいます。部数を調査することで広告料の基準が明らかになるため、広告業界にとっても大きな役割を担う機構です。
ABCに直接関連する企業でなくとも、新聞・雑誌・書籍といった商材にまつわる分野であれば、さまざまな広報PR活動に活かせるでしょう。調査リリースのほか、新商品を紹介したり、広告に関するニュースリリースを発信したりするのも一案です。
「日本のABCの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本のABCの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本のABCの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「日本のABCの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「日本のABCの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本のABCの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「日本のABCの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「日本のABCの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「日本のABCの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
スポーツ報知を発行する株式会社報知新聞社は、東京・墨田区などを中心に無料配布している地域コミュニティー季刊紙「すみだ報知」を9月5日に発行したことをプレスリリースで発表しました。同紙は年3回発行されており、今回が第8号となっています。
プレスリリースでは、メイン特集内容や俳優・柄本時生さんのインタビュー記事を掲載していることなどを紹介。読み手の関心を引く内容を紙面の画像とともに解説している点がGOODポイントです。
記念日に合わせた事例ではありませんが、新たな新聞や書籍の発行告知などを控えている企業は、「日本のABCの日」と絡めて広報PR活動を検討してみてはいかがでしょうか。
参考:スポーツ報知 地域コミュニティー季刊紙「すみだ報知」9月号発行
日本出版販売株式会社は、ロングセラー絵本「ねないこだれだ」の「日付印」を株式会社学研ステイフルが発売し、2024年8月25日まで郵便局ネットショップにて注文を受け付けていることをプレスリリースで発表。
プレスリリースの冒頭では、1969年に出版された同絵本の紹介をしてから今回発売される「日付印」の商品概要などを写真付きで解説しています。絵本への認知がない潜在層、絵本への認知がある顕在層に対し、商品の興味や購買意欲を高めるようなプレスリリースの構成がGOODポイントです。
こちらの告知のように、書籍や雑誌などとコラボレーションしたイベント開催や製品発売であれば、記念日と絡めて広報PR活動に活用するのもよいでしょう。
参考:ロングセラー絵本『ねないこだれだ』の「日付印」が新登場!
10月28日の「日本のABCの日」は、雑誌・新聞に注目が集まり、発行部数レポートや広告媒体を想起させるきっかけになる日です。書籍関連の企業の方はもちろん、広告の企画・運用に携わっている方にとっては特に、「日本のABCの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「日本のABCの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】