浅草仲見世記念日
12月27日は「寒天発祥の日」。今回は「寒天発祥の日」の意味や由来を解説します。
また、「寒天発祥の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に小売業界の方や、寒天を使った製品などの企画開発を行う担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「寒天発祥の日」の意味・由来とは?
12月27日は「寒天発祥の日」です。京都府京都市に事務局をおく「伏見寒天記念碑を建てる会」が制定しました。京都市伏見区が寒天発祥の地であることをアピールし、啓発活動で寒天の発祥を後世に伝えていくことなどが目的とされています。
月は、現在の暦で12月末頃に初めて、寒天のもととなるところてんが伏見区で島津藩に提供されたと資料から推察できることから。また、伏見=ふしみ(243)を「24+3=27」と見立てて27日であり、この月と日を組み合わせて記念日としたものとされています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
「寒天発祥の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「寒天発祥の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「寒天発祥の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「寒天発祥の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「寒天発祥の日」を元に発信をする流れ
「寒天発祥の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「寒天発祥の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「寒天発祥の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「寒天発祥の日」を広報PRに活かした事例
「寒天発祥の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「寒天発祥の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「寒天発祥の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.ヘルシーな寒天パスタの新製品を紹介
伊那食品工業株式会社は、低カロリーで食物繊維が豊富な「寒天パスタ」の新製品を発売することを、プレスリリースで発表しました。
寒天の魅力は、様々な食材に混ぜることで、食物繊維を増やして低カロリーにできること。紹介するときは「ヘルシー」がキーワードになりがちですが、低カロリーな商品の食味が良くなっている昨今、「おいしさ」も大切な要素です。
プレスリリースでは、パスタを「驚きの新食感!」と紹介し、原料に寒天を用いた「生麺のような食感」を前面に出しました。摂取カロリーを気にする消費者でなくても、「食べてみたい」と思わせるポイントを加えたのが良い点です。
参考:驚きの新食感!寒天でつくられたパスタ『寒天パスタ』が新発売
事例2.罪悪感を感じないおやつの1位は「ゼリー」
ARINA株式会社は、全国18歳以上の200人を対象に「罪悪感を感じない夜のおやつは?」と題したアンケート調査を実施し、その結果をプレスリリースで発表しました。
アンケートの結果、1位はゼリーでした。プレスリリースでは、「寒天ゼリーや0カロリーのものを選べばカロリーを抑えられる」「満腹感もある」など、寒天を含むゼリーが「罪悪感を感じない夜のおやつ」として選ばれた要因を紹介。消費者だけでなく、製品開発や広報PRの担当者にもヒントを与える点で、有用なプレスリリースです。
参考:<調査結果>罪悪感を感じない夜のおやつは?1位『ゼリー』!
事例3.低糖質なご褒美パフェを販売
サラヤ株式会社は、からだにやさしい食事や甘味を提供するカフェ&ダイニングで、糖質 10g以下の低糖質パフェ2種類を販売することを、プレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、寒天や小豆、ドライオレンジなどを用いたパフェを写真付きで紹介。
強い甘みをもちながら、ヘルシーとされる「羅漢果」を加えた寒天などを使用している点を解説しており、糖質を制限する消費者に魅力が伝わりやすい広報PR事例です。
参考:神宮前 らかん・果より、ヘルシーで口福な、低糖質のご褒美パフェが登場
「寒天発祥の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
12月27日の「寒天発祥の日」は、寒天に注目が集まりやすい日です。小売業界の方や、寒天を使った製品の開発を行う企業の方にとっては、「寒天発祥の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「寒天発祥の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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