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世界エイズデー(12月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界エイズデー(12月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月1日は「世界エイズデー」。今回は「世界エイズデー」の意味や由来を解説します。

また、「世界エイズデー」をきっかけに広報RP活動を行う効果やポイントと、広報PRに活かしている企業の実例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方や、国際的な取り組みに携わっている方は参考にしてみてください。

「世界エイズデー」の意味・由来とは?

12月1日は「世界エイズデー(World AIDS Day)」です。1988年、WHO(世界保健機関)によって制定されました。

感染症のひとつであるエイズの蔓延防止と、患者やHIV感染者に対する差別・偏見を解消することが記念日制定の目的。毎年12月1日やその前後には、WHOを筆頭に、全世界各地でさまざまな企業が「世界エイズデー」にちなんだイベント・キャンペーンを実施しています。

国際デーとして広く知られているため、感染症に関する情報を発信したり、関連のキャンペーン企画を開催したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

「世界エイズデー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界エイズデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界エイズデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界エイズデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界エイズデー」を元に発信をする流れ

「世界エイズデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界エイズデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界エイズデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界エイズデー」を広報PRに活かした事例

「世界エイズデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界エイズデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「世界エイズデー」にちなんだチャリティーオークション

特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLASは、2024年12月1日の「世界エイズデー」に先駆けて、プレスリリースを配信しました。同団体が展開するPLASチャリティーオークションで歌手の中森明菜氏の協力を得て、直筆サイン入り写真などの出品が決定。

プレスリリースではチャリティーオークションについて簡単に紹介したうえで、出品予定期間や取り扱いサイトを記載しています。さらに同氏の写真とメッセージを掲載し、ファン層を中心に幅広い世代へ認知拡大した好事例といえるでしょう。

参考:12月1日は世界エイズデー。中森明菜さんのPLASチャリティーオークションへのご協力が決定

事例2.地域との共催で「世界エイズデー」啓発イベントを開催

株式会社エフエム愛知(FM AICHI)は、名古屋市との共催イベント「RED RIBBON LIVE NAGOYA 2024」についてプレスリリースを配信しました。12月1日の「世界エイズデー」にちなんで、11月23日から展開する啓発イベントです。

プレスリリースでは、ラジオパーソナリティをはじめとする登壇者の写真を掲載し、イベント内容を紹介。イベント名と日付、開催場所など、読み手が必要とする情報をタイトルに盛り込んだのがGOODです。

参考:HIV/エイズ啓発イベント「RED RIBBON LIVE NAGOYA 2024」11月23日(土)アスナル金山にて開催!

事例3.「世界エイズデー」に合わせて若者向けの展示企画を実施

山梨県の中村キース・ヘリング美術館は、「HIV・エイズの歴史と現在」を紹介するイベント「NKHC世界エイズデー2024」の開催情報をプレスリリースで公開しました。2024年12月1日の「世界エイズデー」に合わせて、アーティストのキース・へリング氏の活動とHIV・エイズを学ぶ若者世代向けイベント企画です。

館内には、へリング氏が制作したポスターや資料を展示し、エイズをわかりやすく説いたガイドブックも展開。実際に展示する作品の画像を掲載することで、アートや「世界エイズデー」の認知が低い層にも情報を届けています。

参考:若い世代へ向けて「HIV・エイズの歴史と現在」を紹介するイベント「NKHC世界エイズデー2024」2024年12月1日より開催

「世界エイズデー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月1日の「世界エイズデー」は、エイズをはじめとする性感染症に注目が集まり、感染症予防を想起させるきっかけになる日です。ヘルスケア業界の方や、啓発活動の企画・展開に携わっている方にとっては特に、「世界エイズデー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界エイズデー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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