
米国アカデミー賞授賞式
3月3日は「米国アカデミー賞授賞式」。今回は「米国アカデミー賞授賞式」の意味や由来を解説します。
また、「米国アカデミー賞授賞式」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に映画業界の方やエンターテインメント業界の方、動画・映像配信サービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
2025年度の「米国アカデミー賞授賞式」は3月3日(米国時間2日)です。「米国アカデミー賞」は米国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)によるもので、オスカー(The Oscars)としても知られている世界的な映画賞です。
「米国アカデミー賞」は、毎年2月末から3月初めごろに、ロサンゼルスのドルビー・シアターで授賞式が行われることで有名。1929年から実施されているこの映画賞は、世界三大映画祭と呼ばれる「カンヌ国際映画祭」「ベルリン国際映画祭」「ヴェネツィア国際映画祭」よりも歴史が古く、マーケットへの影響力が大きいことで毎年世界中から注目されています。
当日のテレビ中継はアメリカの放送局ABCで放送され、日本でもWOWOWにて放送。日本においても注目の賞であることがわかります。また、「米国アカデミー賞授賞式」終了後は受賞作品の映画館上映や過去の受賞作品のテレビ放送などが行われ、映画界が盛り上がります。
「米国アカデミー賞授賞式」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「米国アカデミー賞授賞式」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「米国アカデミー賞授賞式」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「米国アカデミー賞授賞式」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「米国アカデミー賞授賞式」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「米国アカデミー賞授賞式」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「米国アカデミー賞授賞式」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「米国アカデミー賞授賞式」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「米国アカデミー賞授賞式」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
ワーナー ブラザース ジャパン合同会社は、2024年3月11日(日本時間)に発表された第96回アカデミー賞について、プレスリリースを配信しました。映画「バービー」が歌曲賞を受賞した功績にちなみ、作品がデジタル配信中、DVDなどを販売中であることを紹介しています。
記事前半では、ワーナー市場さいこうきろくを達成した全世界興行収入を訴求。映画の世界観をそのままに演出した授賞式の様子を紹介したのもGOODポイントです。知名度の高い「アカデミー賞」や「歌曲賞を受賞」を明記することで、多くの人の興味を引くプレスリリースとなっています。
参考:第96回アカデミー賞®授賞結果が発表に!映画『バービー』「What Was I Made For?」が歌曲賞を受賞!さらにライアン・ゴズリングの熱唱に会場は大盛り上がり!
LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン株式会社は、日本時間の3月11日にアメリカのロサンゼルスで開催された「米国アカデミー賞授賞式」のレポートを配信しました。自社製品を身にまとった俳優、ジェフリー・ライトやそのほかの出席者をピックアップしています。
上級なジュエリーを販売するブランド・企業として、プレスリリースでアピールすることで認知拡大に寄与したのがGOOD。自社製品の魅力をメディア関係者に知ってもらうだけでなく、着用イメージを把握しやすい写真も魅力的です。
参考:第96回アカデミー賞授賞式にジェフリー・ライト、ジョゼフ・クインらがショーメのジュエリーを着用し登場
YOSHIKI PR事務局は、アメリカのメディア「DEADLINE」にて、YOSHIKI氏の初監督作品である「YOSHIKI: UNDER THE SKY」がアカデミー賞の資格を得たことを発表しました。2024年の「米国アカデミー賞授賞式」に先駆けて、劇場公開やプラットフォームでの配信などについてまとめています。
作品を知らない人がイメージしやすいよう、監督や出演者の写真を複数掲載したのがGOODポイント。また、プレスリリース本番ではYOSHIKI氏のコメントも記載しています。ひとつの大きな実績・功績を積極的に発信した記事は注目を集めており、メディアフックになった独自性の高い広報PR事例といえるでしょう。
参考:ハリウッド映画界に多大な影響力を持つ 米「DEADLINE」 YOSHIKI の初監督作品がアカデミー賞の資格を得た、として独占ニュース掲載
「米国アカデミー賞授賞式」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「米国アカデミー賞授賞式」は世界中の注目が集まります。受賞した作品だけでなく、演じた俳優さんや女優さん、監督、さらには衣装やロケ地など関連するさまざまな物にも多くの人が関心を寄せます。自社製品やサービスが少しでも関連している場合は、1年に1度の授賞式に合わせてPRするとよいでしょう。
今一度「米国アカデミー賞授賞式」をきっかけに、自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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