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鉄腕アトムの日(1月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日鉄腕アトムの日(1月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月1日は「鉄腕アトムの日」。今回は「鉄腕アトムの日」の意味や由来を解説します。

また、「鉄腕アトムの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にアニメや映像業界の方や、キャラクターやグッズに関する仕事をされている企業は、ぜひ参考にしてみてください。

「鉄腕アトムの日」の意味・由来とは?

1月1日は「鉄腕アトムの日」。1963(昭和38)年のこの日、フジテレビ系列で初の国産長編テレビアニメ「鉄腕アトム」のテレビ放送がスタートした由来しています。

1966(昭和41)年12月31日の最終回までに全193話が放送され、平均視聴率は25%、最高視聴率は40.7%を記録。

「鉄腕アトム」は、七つの力を持つロボットの少年・アトムが未来世界の舞台で活躍する物語です。日本初のテレビアニメシリーズである「鉄腕アトム」は、アメリカをはじめとした海外でも放送され、日本でも社会的なブームを巻き起こしました。

原作のリメイクが登場したり、さまざまなキャラクターグッズが販売されていたり、近年でも人気の高い作品のひとつです。「鉄腕アトム」を起用した商品・イベントの広報PRはもちろん、作者である手塚治虫氏や作品の周年記念に絡めた企画にも役立つ記念日といえるでしょう。

「鉄腕アトムの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「鉄腕アトムの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「鉄腕アトムの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「鉄腕アトムの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「鉄腕アトムの日」を元に発信をする流れ

「鉄腕アトムの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「鉄腕アトムの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「鉄腕アトムの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「鉄腕アトムの日」を広報PRに活かしたい参考事例

「鉄腕アトムの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「鉄腕アトムの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になるよう、「鉄腕アトム」やほかの映画に関連した広報PRの事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「鉄腕アトム」がブロックチェーンゲームに登場

株式会社METEON GAMESは、自社のブロックチェーンゲーム「Meteorn Run(メテオンラン)」と、鉄腕アトムがコラボレーションすることをプレスリリースで発表しました。コラボレーション企画として、鉄腕アトムをモチーフにした特別デザインのNFTシューズが、数量限定で発行されます。

プレスリリースでは、鉄腕アトムとのコラボレーションであることがひと目で伝わるアイキャッチ画像を用い、企画内容や世界観を直感的に示しています。記念日に直接ひもづけた配信ではありませんが、長年親しまれてきたキャラクターの認知度を活かし、新しい分野のサービスに関心を向けてもらうための入口としてビジュアルを活用している点は、キャラクターにまつわる記念日活用を検討する際の参考になる事例といえるでしょう。

参考:【鉄腕アトム × Meteorn Run(メテオンラン) 待望のコラボ決定!】NFT×ブロックチェーンゲームの未来へ

事例2.午年をテーマにした手塚治虫作品の「2026年純金カレンダー」を発売

キャラクターの純金製品を展開するBICO・GHI株式会社は、「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「リボンの騎士」など手塚治虫作品をモチーフにした「2026年純金カレンダー」の発売をプレスリリースで発表しました。2026年の干支である「午年」をテーマに、各キャラクターが馬とともに描かれたデザインが採用されています。

プレスリリースでは、干支という年始のモチーフと純金素材を掛け合わせ、新しい一年を迎えるアイテムとしての位置づけを明確にしています。作品ごとの描きおろしアートや監修体制、商品仕様を丁寧に紹介しており、キャラクター性と商品の特長がわかりやすく伝わる構成となっています。

参考:手塚プロダクション監修「2026年純金カレンダー」登場!『アトム』『ブラック・ジャック』『リボンの騎士』が“午年”を駆ける

事例3.手塚治虫作品の思想を“装い”として再解釈した和服コラボ

ストリート着物ブランド「VEDUTA」は、鉄腕アトム、ジャングル大帝、火の鳥、ブラック・ジャックといった手塚治虫作品をモチーフにした和服コレクションを展開することを、プレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、キャラクターのビジュアルを前面に押し出すのではなく、各作品に通底する「命」「倫理」「共生」といったテーマを読み解き、素材選びや構造、デザイン表現へ落とし込んだプロセスを丁寧に紹介しています。記念日に合わせた配信ではありませんが、作品を単なる装飾として使うのではなく、思想や世界観を翻訳するかたちで商品価値を構築している点は、文化性の高いコラボレーション施策を検討する際の参考になる事例といえるでしょう。

参考:命、倫理、共生──“今こそ読み返したい手塚治虫”を、和服でまとう。──ストリート着物ブランド「VEDUTA」による異色コラボが始動

「鉄腕アトムの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

1月1日の「鉄腕アトムの日」の意味や由来、「鉄腕アトムの日」にちなんだ広報PR案の参考になる事例を紹介しました。

「鉄腕アトムの日」に関連するキャンペーンを開催したり、「鉄腕アトム」にちなんだ調査リリースを出すのも一案です。また、自社で「鉄腕アトムの日」に関連するサービスやアイテムを取り扱っている場合は記念日に合わせて取り組みを企てるのも効果的です。

「鉄腕アトムの日」をきっかけに、自社製品やサービスの広報PRを考えてみてはいかがでしょうか。

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