PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
航空安全の日(8月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日航空安全の日(8月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月12日は「航空安全の日」。今回は「航空安全の日」の意味や、日付の由来を解説します。

また、「航空安全の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に航空・空港業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「航空安全の日」の意味・由来とは?

8月12日は「航空安全の日」です。1985年8月12日に起きた、日本航空123便墜落事故が日付の由来になっています。

東京国際空港(羽田空港)から大阪国際空港(伊丹空港)へ向かう途中に操縦不能となり、群馬県の山中に墜落しました。520人の犠牲者が出る衝撃的な航空事故として、現代でも知られています。

その後、犠牲者の遺族らは「8・12連絡会」にてメッセージ集を作成。このタイトルから、8月12日は「茜雲忌」とも呼ばれています。

「航空安全の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「航空安全の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「航空安全の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「航空安全の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「航空安全の日」を元に発信をする流れ

「航空安全の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「航空安全の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「航空安全の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「航空安全の日」を広報PRに活かした事例

「航空安全の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「航空安全の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、航空機に関するプレスリリースは、今後「航空安全の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1. 九州エリアで「空飛ぶクルマ」の社会実装に向け実現を目指す

株式会社SkyDriveは、九州旅客鉄道株式会社と九州エリアで「空飛ぶクルマ」の実用化に向けて連携協定を締結したことをプレスリリースで配信。2025年の大阪・関西万博を皮切りに事業拡大を目指しています。

プレスリリースでは、「1. 目的」「2. 連携事項」「3. SkyDrive 概要」と3つの項目に分け、連携協定締結の詳細を紹介。SkyDriveとJR九州それぞれの目的を明記しているのがGOODです。

記念日に関連した発信ではありませんが、今後の展開について記載することで未来への期待を膨らませるなど、読み手がプロジェクトを支援したくなるよう工夫された好事例です。

参考:SkyDriveと九州旅客鉄道株式会社が「空飛ぶクルマ」運航を目指し連携協定締結

事例2.年次報告書の業績やCEOのコメントなどをプレスリリース配信

FIFAワールドカップ カタール2022の公式エアラインであるカタール航空グループは、2022、23年の年次報告書を発表しました。前年度に続いて業績は好調で、過去最高益を計上。

プレミアムな顧客体験に特化した商品や従業員の働きなど、好業績を達成した要因をピックアップしています。プレスリリースには、「大会のセキュリティを安全性において高い基準を設定し、理想的な目標を作り上げた」と語るグループ会長のコメントを掲載した点もGOODです。記念日に直接的な関係はありませんが、世界トップクラスの業績とサービスを誇る航空会社にとって、さらなる認知拡大効果を発揮した広報PR事例といえるでしょう。

参考:カタール航空グループ、事業拡大が続く中、過去最高益を計上

事例3.沖縄の経済発展を目指す機体整備工場見学ツアー

ANA X株式会社は、ANA あきんど株式会社とMRO Japan株式会社の3社連携で、MRO Japan機体整備工場見学ツアーを開催したことをプレスリリースで発表しました。夏休みの自由研究に活用できる体験メニューのほか、写真撮影の時間を確保した企画や、オリジナル記念日なども展開。

プレスリリースには、航空機整備事業を中心に地域発展を目指す沖縄県が、ビジョン実現への貢献の一環として実現したツアープランであることを紹介。これまで実施してきた見学に加え、より深く見学・体験できる特別プランを新設しています。記念日に関するものではありませんが、開催スタート前のタイミングでプレスリリース配信することで、飛行機や航空業界に興味がある人へ認知を広め、地域経済発展へとつなげた広報PR事例です。

参考:MRO Japan 機体整備工場見学ツアー

「航空安全の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

8月12日の「航空安全の日」には、航空業界全体に安全を呼びかけたり、啓発活動の一環としてイベントを開催したりするのも一案です。旅客機だけでなく、小型の飛行機やヘリコプターなどに絡めて、広報PRに活かしても良いでしょう。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ