筋肉を考える日
12月21日は「バスケットボールの日」。今回は「バスケットボールの日」の意味や日付の由来を解説します。
また、「バスケットボールの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連する広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にスポーツ業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「バスケットボールの日」の意味・由来とは?
12月21日は「バスケットボールの日」です。2011(平成23)年に、バスケットボール解説者の島本和彦氏が提唱し、「12月21日はバスケットボールの日!委員会」が定める記念日として制定されました。
日付は、1891年12月21日に、アメリカのマサチューセッツにある国際YMCAトレーニングスクール(現:スプリングフィールド・カレッジ)で、バスケットボールのファーストゲームが行われた出来事にちなんでいます。
冬季に誰でも楽しめるボールゲームをコンセプトに発案されたのが、バスケットボールの発祥です。現在では、サッカーや野球と同様に、定番のボールゲームとして世界的に広く知られています。
毎年「バスケットボールの日」には、同委員会がオリジナルグッズを製作・頒布したり、イベントを開催したりといった活動を実施。バスケットボールに関わっている方や、スポーツ用品を取り扱っている企業にとっては、特に広報PRに有用な記念日といえるでしょう。
「バスケットボールの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「バスケットボールの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「バスケットボールの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「バスケットボールの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「バスケットボールの日」を元に発信をする流れ
「バスケットボールの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「バスケットボールの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「バスケットボールの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「バスケットボールの日」を広報PRに活かした事例
「バスケットボールの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「バスケットボールの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「バスケットボールの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.小学6年生を対象に、バスケットボールの練習会を開催
沖縄バスケットボール株式会社は2022年6月、「キングスU15練習会2022」と題したバスケットボールのイベント開催を発表しました。沖縄県内外の小学6年生を対象に、技術向上や選手同士の交流による成長を目的としたプロジェクトです。
「キングスU15 TRYOUT 2022」も兼ねて、バスケットボールの才能を発掘したり、次世代選手の育成を行ったりといった効果につなげる練習会。スクール生と一般生を同時募集しているため、スクールへの加入者増加にも効果が期待できる企画といえます。
事例2.選手の直筆サイン入りアイテムをオークションで出品
バリュエンスホールディングス株式会社は、スポーツチーム公認オークションの「HATTRICK」についてニュースリリースを発表しました。B.LEAGUEに所属するプロバスケットボールクラブの三遠ネオフェニックスが、選手が実際に仕様したユニフォーム・バスケットボールシューズなどを直筆サイン入りで出品する取り組みです。
2021から2022年にかけて、計5回におよぶ感謝オークションを開催。同クラブに関心がある人はもちろん、バスケットボールやプロチームが好きな人に向けた、有用な広報事例といえるでしょう。
参考:スポーツチーム公認オークション「HATTRICK」、三遠ネオフェニックス 2021-22シーズン ブースター感謝オークションを開催!
事例3.AIスポーツ映像ソリューションを用いて、試合の様子を配信
株式会社NTTSportictは、株式会社広島ホームテレビと共同で、「第66回中国高等学校選手権大会 バスケットボール競技」のLIVE配信を実施しました。2022年6月18日・19日開催の大会で、LIVE配信後はアーカイブの見逃し配信やDVD販売も行っています。
ニュースリリースでは、バスケットボール競技に関する情報のほか、撮影に仕様されるAIスポーツ映像ソリューションの「STADIUM TUBE」についてもピックアップ。実際に試合の様子を配信することで、自社製品の機能性や魅力を効果的にアピールしています。
参考:【6/19バスケ決勝LIVE配信】「第66回中国高等学校バスケットボール選手権大会」6月18日、19日に開催の男子・女子の試合をLIVE配信します
事例4.バスケットボールチームのオフィシャルパートナーとして独自のプロジェクトを展開
新生フィナンシャル株式会社は、B.LEAGUE所属プロバスケットボールチーム「滋賀レイクスターズ」のオフィシャルパートナーとして実施している、滋賀レイクスターズCLIMAX PROJECT(クライマックプロジェクト)について情報を発信しました。
レイクス独自の取り組みとして、選手・コーチが小学生を直接指導したり、地元の幼稚園を訪問したりといった教育プロジェクトです。ニュースリリースでは、小学校を訪問したときの様子や、幼稚園での防災教育の様子を写真で掲載。オフィシャルパートナーとしての取り組みが伝わりやすいリリース内容がGOODポイントです。
参考:レイクALSA他協賛による、滋賀レイクスターズCLIMAX PROJECT(クライマックプロジェクト)2022
事例5.「NIKE DUNK」をテーマにしたミュージアム企画がスタート
株式会社阪急阪神百貨店は、色鮮やかなスニーカーを展開する「NIKE DUNK」をテーマに、複数のモデルを厳選した「SNEAKER MUSEUM」を開催しました。全米大学バスケットボールリーグをモチーフに計7色展開するシリーズや、スケートボード専用モデルなどをラインナップ。
また、さまざまな都市やブランドとコラボレーションした、イベント限定モデルも展示しています。メンズシューズへのこだわりが強い人はもちろん、バスケットシューズを求めている人や、NIKEブランドが好きな人への認知拡大が期待できる広報事例です。
参考:【阪急メンズ東京】色鮮やかな「NIKE DUNK」がテーマ オリジナルからコラボ、都市限定モデルまで厳選した”SNEAKER MUSEUM”第五弾
「バスケットボールの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
12月21日の「バスケットボールの日」は、バスケットボールに注目が集まりやすい日です。スポーツ業界の方や、シューズやユニフォームなどバスケットボール関連の製品を販売する企業の方にとっては特に、「バスケットボールの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「バスケットボールの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】