
しらすの日
4月3日は「いんげん豆の日」。今回は「いんげん豆の日」の意味や由来を解説します。
また、「いんげん豆の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、「いんげん豆の日」に似た広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や農業関連の方、いんげん豆を使った商品などを開発をされている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
4月3日は「いんげん豆の日」です。日本にいんげん豆を伝えたとされる、中国の隠元禅師(隠元隆琦)の命日にちなんで制定されたといわれています。
中国の禅僧であった隠元禅師は江戸時代に来日。長崎の興福寺に招かれた際に、いんげん豆を禅の普茶料理の材料として紹介しました。その後いんげん豆は、禅の普茶料理(精進料理)の材料として普及しました。
栄養価の高い、いんげん豆は精進料理だけでなく、普段の食事にもよく使われる一般的な野菜として知られています。
「いんげん豆の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いんげん豆の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いんげん豆の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いんげん豆の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「いんげん豆の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「いんげん豆の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いんげん豆の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
「いんげん豆の日」とは異なりますが、参考になりそうな事例をピックアップしました。「豆の日」「豆乳の日」をきっかけにしたプレスリリースを紹介しています。これから「いんげん豆の日」に関するイベントやキャンペーンなどの広報PRにお役立てください。
株式会社雨風太陽が運営する産直アプリ「ポケットマルシェ」は、野菜の価格高騰を受け、家計応援キャンペーンを実施。生産者と消費者をつなぎ持続可能な食の流通を目指すポケットマルシェは、野菜の価格が高騰する中キャベツやブロッコリー、いんげんなどの販売件数が前年12月比で3.5倍以上と増加しています。
プレスリリースでは、市場動向である「野菜の価格高騰」を踏まえ、キャンペーン実施の背景を丁寧に説明。具体的な実績を示すことで施策の好調を強調し、信頼性を高めています。また、企業のミッションやストーリーも盛り込み、読み手の共感を得る構成になっています。
いんげん豆に焦点を当てた事例ではありませんが、市場動向や具体的な実績、企業のミッションをバランスよく盛り込んだ好事例です。
参考:猛暑や雨不足による不作等の影響で野菜の価格が高騰する中、ポケットマルシェにおける野菜の販売件数が増加 価格高騰を受け、ポケットマルシェで野菜がお得に購入できる家計応援キャンペーンを実施
株式会社扶桑社は、Instagramのフォロワー数が22万人を達成したインフルエンサーarikoさんが提案するスープ&サラダレシピを収録した新刊『arikoの日々、スープ、サラダ』を12月20日に発売。本書には、インゲン豆をはじめとするさまざまな野菜を使った、栄養たっぷりのスープやサラダのレシピが掲載されています。
プレスリリースでは、著者arikoさんのInstagramのフォロワー数22万人突破を強調し、話題性を高めています。また、バリエーション豊富なサラダやスープのレシピを紹介し、簡単に作れる実用性もアピール。魅力的な料理写真も多く掲載し、視覚的要素も盛り込んでいるのもGOOD。
記念日に直接関連する事例ではありませんが、視覚的要素と実用性がしっかり伝わる点が魅力の事例です。
参考:【Instagramフォロワー22万人突破!】arikoさんがすすめるこの冬、体を癒やすスープとサラダのレシピを大公開!
ナッシュ株式会社は、管理栄養士と専属シェフが監修した低糖質・低塩分の冷凍食を提供し、健康的な食生活をサポートしています。2025年1月7日より「とろ~り半熟卵のトマトリゾット」をリニューアル発売。副菜には、いんげんや小松菜を使用した新メニューを採用しました。
プレスリリースの冒頭では、商品のリニューアルポイントなどを明確に伝えています。また、「トマトの爽やかな酸味」「半熟卵のとろみ」といった視覚・味覚に訴える表現を使用し、料理の特徴を説明している点もGOODです。
「いんげん豆の日」に絡めた事例ではありませんが、糖質や塩分、ダイエットといったキーワードを活用し、健康意識の高い生活者の関心を引く要素を多く盛り込んだ事例です。
参考:ソースを増量!爽やかなトマトの酸味と貝の旨みが引き立つ「とろ~り半熟卵のトマトリゾット」を1月7日(火)からリニューアル発売
「いんげん豆の日」の意味や由来、これから「いんげん豆の日」の広報PRを考える際に役立ちそうな事例を紹介しました。
「いんげん豆の日」をきっかけにイベントやキャンペーンを開催したり、いんげん豆に関連した調査リリースを出したりするのも一案です。また、今回ご紹介した事例のように10月13日の「豆の日」や、10月12日の「豆乳の日」など関連しそうな記念日に絡めることで、切り口も広がるのではないでしょうか。
ぜひ今一度、「いんげん豆の日」を活用して、自社製品やサービスの広報PRを検討してみてください。
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