
未来の日
12月2日は「ビフィズス菌の日」。今回は「ビフィズス菌の日」の意味や由来を解説します。
また、「ビフィズス菌の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、腸活・健康にまつわる商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
12月2日は「ビフィズス菌の日」です。ビフィズス菌入りヨーグルトなどの製造・販売を手掛ける、江崎グリコ株式会社によって制定されました。
日付は、1890年12月2日、フランスの小児科医アンリ・ティシェ氏が、生物学会でビフィズス菌の発見を発表した出来事にちなんでいます。善玉菌の代表的存在として知られるビフィズス菌の魅力を発信し、健康な腸を維持してもらうことが制定の目的です。
近年では、ヨーグルトをはじめとする乳製品だけでなく、サプリメントからビフィズス菌を摂取するケースも増えています。ビフィズス菌入りの商品をプレスリリースで発表したり、腸活に関する情報を紹介したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ビフィズス菌の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ビフィズス菌の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ビフィズス菌の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ビフィズス菌の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ビフィズス菌の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ビフィズス菌の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ビフィズス菌の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ビフィズス菌の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ビフィズス菌の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
食品などの製造・販売を行う森永乳業株式会社は、医薬品メーカーの大正製薬株式会社とともに、20代に向けた「腸活」とビフィズス菌の認知拡大を目的とするプロジェクト「Bkins」をスタート。詳細をプレスリリースで発表しました。
健康に役立つ善玉菌のビフィズス菌が年齢とともに減少することや健康促進には20代からの理解が大切なことを挙げ、プロジェクト発足に至った背景をプレスリリースで説明。共同プロジェクトの取り組みを、「企画概要」「ロゴ」「施策内容」に分けてわかりやすくまとめられた構成が参考になります。
「ビフィズス菌の日」に絡めた事例ではありませんが、ビフィズス菌にちなんだ共同プロジェクトの発信が丁寧に伝えられた好事例です。
健康食品の販売などを行う株式会社日本薬健は、「金の青汁 18種の乳酸菌・5種のビフィズス菌 食物繊維」を発売することをプレスリリースで発表しました。
腸内環境改善に役立つ、役割の異なる合計23種の乳酸菌とビフィズス菌、食物繊維を配合したという本商品。プレスリリースでは、商品概要や特徴をわかりやすく紹介しています。太字などを使いメリハリを出して、見やすくまとめられているのがGOOD。
記念日にまつわるプレスリリースの配信ではありませんが、ビフィズス菌を使った商品は、「ビフィズス菌の日」に絡めて広報PRするのも一案です。
参考:国産青汁売上No.1(※1)の日本薬健が展開する「金の青汁」から腸まで届いて内側から健康をサポートする「金の青汁 18種の乳酸菌・5種のビフィズス菌 食物繊維」発売
チルド乳製品などを販売するダノンジャパン株式会社は、ビフィズス菌BE80を配合したヨーグルト「ダノン ビオ®」の季節限定で発売することをプレスリリースで発表しました。「ブラッドオレンジ&カシス」「みかんと柚子」の2種類のフレーバーです。
プレスリリースでは、冬らしい柑橘の限定商品のバナーをメイン画像に設定。製品概要や特長は端的に、製品データはわかりやすく表でまとめられた構成がGOODです。「ビフィズス菌の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、メディアフックとなる独自性と限定性が目を引く参考事例です。
参考:ダノンジャパン、「ダノン ビオ®」2024年冬の季節限定フレーバーを2種展開
12月2日の「ビフィズス菌の日」は、乳製品などに含まれるビフィズス菌に注目が集まりやすい日です。機能性表示食品の開発・製造を手掛ける企業の方や、ビフィズス菌にまつわる企画を検討中の方にとっては特に、「ビフィズス菌の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ビフィズス菌の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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