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黒の日(9月6日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日黒の日(9月6日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月6日は「黒の日」。今回は「黒の日」の意味や由来を解説します。

また、「黒の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に企業に取り入れている広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に酒蔵メーカーの方や、芋焼酎を製造・販売している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「黒の日」の意味・由来とは?

9月6日は「黒の日」です。鹿児島県伊佐市の酒造メーカーである大口酒造株式会社が、2016年に制定しました。同社が販売する芋焼酎「黒伊佐錦」の発売30周年を記念し、黒伊佐錦だけでなく黒毛和牛・黒豚・黒酢といった鹿児島の「黒文化」の魅力を発信することが目的です。

日付は「く(9)ろ(6)」の語呂合わせ。また、大口酒造は同日を「クロイサの日」ともしており、9月6日を中心にさまざまなイベント・キャンペーンを実施しています。

全国規模の記念日ではないものの、鹿児島県内だけでなく、芋焼酎の広報PRに活かしたり、黒豚や黒酢などの商品を紹介したりといった活動に有用です。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「黒の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「黒の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「黒の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「黒の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「黒の日」を元に発信をする流れ

「黒の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「黒の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「黒の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「黒の日」を広報PRに活かした事例

「黒の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「黒の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「黒の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.RPG『黒い砂漠』と焼酎『黒伊佐錦』のコラボ商品を発売

ゲーム会社の株式会社Pearl Abyss JPは、「黒の日」を制定した大口酒造株式会社の芋焼酎『黒伊佐錦』とのコラボレーションした商品を発売したとプレスリリースで発表。RPG『黒い砂漠』のキャラをデザインしたオリジナルラベルが貼られた限定商品です。

プレスリリースにはコラボ商品を入り口として、『黒い砂漠』が9周年を迎えることやそれにちなんだキャンペーンの紹介へとつなげ、ゲームを知らない人にもその魅力を伝える工夫がされています。ゲームのビジュアルをたくさん掲載することで、その世界観をイメージできるようになっているのがGOOD。

記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、「黒」を切り口とした商品やキャンペーンの告知として参考になる事例です。

参考:オープンワールドRPGの真骨頂『黒い砂漠』、大口酒造株式会社の黒伊佐錦コラボ商品を発売!

事例2.黒いご当地ラーメンをお菓子で表現

菓子や食品の製造販売を行う株式会社おやつカンパニーは、「黒さ」が特徴のご当地ラーメンを表現した「ベビースタードデカイラーメン(富山ブラックラーメン味・熊本マー油豚骨ラーメン味)」を2023年8月7日より販売開始。詳細をプレスリリースで配信しました。

プレスリリースのアイキャッチにはパッケージとともに並べた商品の画像を掲載。黒いスープの「富山ブラックラーメン」と黒いマー油の「熊本マー油豚骨ラーメン」をそれぞれベビースターで表現した2種類の味わいがわかるように、特徴を説明してから商品概要を記載しています。

記念日にちなんだ事例ではありませんが、「黒」に関連する商品のアピールとして参考になる事例ではないでしょうか。

参考:どっちの黒にする?ベビースターで”黒い”ご当地ラーメンを食べ比べ!

事例3.インテリアにも馴染みやすい黒の掃除用品を販売開始

家具やインテリアを販売する株式会社ニトリホールディングスは、掃除用品ラクッカシリーズに黒色が登場したことをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースには、従来の掃除用品が白中心だったものの、インテリアに馴染んで生活感も出にくい黒色を求める方が多いことからカラー展開に至ったことを記載。カラー展開の背景を伝え、その後商品の特徴をさまざまな角度からの画像とともに説明した読みやすい構成がGOODです。

「黒の日」に合わせたプレスリリースではありませんが、自社商品のカラー展開の際に参考になる事例です。

参考:【ニトリ】シリーズ累計販売数230万個突破!人気の掃除用品ラクッカシリーズに、新色のブラック登場

「黒の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月6日の「黒の日」は、黒伊佐錦をはじめとする芋焼酎に注目が集まり、カテゴリを問わず黒色のものを想起させるきっかけになる日です。

お酒を製造・販売する企業の方にとっては特に、「黒の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。芋焼酎や黒牛・黒豚のほか、「黒色」に着目したイベント・キャンペーンを検討するのも一案です。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「黒の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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