
E.T.の日

11月20日は「毛布の日」。今回は「毛布の日」の意味や日付の由来を解説します。
また、「毛布の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に寝具・リネン業界の方や、毛布(ブランケット)の販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月20日は「毛布の日」です。毛布業界の安定化と発展を目指して活動する日本毛布工業組合が、2017年、日本初の毛布誕生130周年の節目を祝って記念日を制定しました。
日付は、大阪府泉大津市で、毎年11月に「泉大津毛布まつり」が執り行われてきたことから。さらに、日本ではじめて毛布が生産された明治20年にちなんで、11月20日となりました。
過去の「毛布の日」には、同団体がNHK テレビ放送の楽曲をキャンペーンソングとして採用し、パンフレットやポスターを配布。泉大津市を筆頭に、さまざまな団体・企業と共同でPR活動を実施しています。
毛布は、冬季では特に身近な商材であるため、特定商品の魅力を発信したり、新商品をプレスリリースで発信したりといったきっかけに役立つでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「毛布の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「毛布の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「毛布の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「毛布の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「毛布の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「毛布の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「毛布の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「毛布の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「毛布の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
大阪府泉大津市は、明治時代の伝説的毛布「赤ゲット」をオマージュした新ブランケット「CO-ON BORDER GATE」を、11月20日の「毛布の日」に合わせて販売すること発表しました。販売は、同市と地元商工会議所が推進する地域振興プロジェクトの一環です。
プレスリリースでは、泉大津市が「日本一の毛布のまち」と呼ばれる歴史的背景や、今回の企画に込めた狙いを丁寧に紹介。特産品と親和性の高い記念日を活用し、地域ブランドの魅力を広く発信する構成が参考になります。
参考:【11月20日「毛布の日」に合わせて発売】140年の時を超え、明治の伝説「赤ゲット」が令和に蘇る
昭和西川株式会社は、11月20日の「毛布の日」に合わせ、再販した人気商品「富士山溶岩毛布」を社員が使用した感想を調査し、その結果をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、「毛布の日」に関連した取り組みとして、泉大津市で行われる「泉大津毛布まつり」などの情報も紹介。記念日を切り口に、毛布に親和性の高い話題を盛り込んでいます。また、社員の声をキーワード別に整理しグラフ化することで、商品の特徴を直感的に理解できる構成になっている点も参考になります。記念日を活用して自社商品の魅力を発信するプレスリリースの好事例です。
参考:【昭和西川】大切な人に毛布を贈ろう!11/20は毛布の日です!
ECサイト「アンジェ web shop」を運営するセレクチュアー株式会社は、オリジナルブランド「bon moment(ボンモマン)」から『着る伝説の毛布』シリーズの2025年モデルを発売したことを、をプレスリリースで発表。
プレスリリースでは、各アイテムの着用写真を多く掲載し、実際の使用シーンを具体的に伝えています。シリーズ累計販売数やロングセラーとしての背景にも触れ、継続的に選ばれている理由を読み手にわかりやすく提示している点もポイントです。記念日に直接関連する内容ではありませんが、ビジュアルを中心に商品の魅力を伝える構成は、毛布商品の訴求方法として参考になる事例です。
参考:累計22,000枚突破『着る伝説の毛布』が、今年もいよいよ販売開始!新作ルームパンツ・スリーパータイプのメンズサイズも登場
11月20日の「毛布の日」は、毛布に注目が集まり、冬の防寒や寝具を想起させるきっかけになる日です。寝具を取り扱う企業の方や、防寒に関する開発・販売に携わっている方にとっては特に、「毛布の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「毛布の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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