
緑茶の日
4月16日は「ボーイズビーアンビシャスデー」。今回は、「ボーイズビーアンビシャスデー」の意味や由来について解説します。
また、「ボーイズビーアンビシャスデー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントをご紹介。魅力的な広報事例を取り上げながら、取り組みの内容や特徴を解説していきます。
広報やマーケティングネタを探している方、特にトラベル業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
4月16日は「ボーイズビーアンビシャスデー」。1877年、当時の札幌農学校(現:北海道大学農学部)の初代教頭ウィリアム・スミス・クラーク博士が、かの有名な「Boys, be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」という言葉を残してアメリカに帰国した日です。
お雇い外国人として札幌に招かれたクラーク博士は、動物学や植物学、キリスト教といった分野を教育し、学生に大きな影響を与えました。滞在期間はわずか9ヵ月間でしたが、偉大なクラーク博士の存在を伝えるため、北海道大学や札幌市内には複数の銅像が設立されています。
「ボーイズビーアンビシャスデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ボーイズビーアンビシャスデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ボーイズビーアンビシャスデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ボーイズビーアンビシャスデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ボーイズビーアンビシャスデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ボーイズビーアンビシャスデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ボーイズビーアンビシャスデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
これから「ボーイズビーアンビシャスデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になるような広報PR活動をピックアップ。記念日に直接関係がなくても、きっかけになりそうなプレスリリースの配信事例をGOODポイントとともに紹介します。
「ボーイズビーアンビシャス」の言葉を残したクラーク博士の精神を教育理念に受け継ぐ学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校は、九州の「いぐさ・畳」産業界と連携する研究型学習を実施。2024年2月8日には熊本県「八代ホワイトパレス」にてアイデア提案についてのプレゼンテーションをすることをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースには、グループディスカッションやフィールドワークの様子がわかる写真を掲載。参加した生徒や教員のコメントをピックアップして取り組みを紹介しているのもGOODです。
記念日に合わせた発表ではありませんが、地域の伝統産業の活性化を目指し、社会課題の解決に取り組む姿勢がよく伝わる好事例です。
参考:クラーク記念国際高等学校が、九州「いぐさ・畳」産業界と教育連携。高校生が「いぐさ・畳」の認知度を向上させるアイデアを2月8日に提案
株式会社Ridilover(リディラバ)は、クラーク記念国際高等学校横浜キャンパスの生徒向けに「SDGs/社会問題スタディツアー」を開催。食品ロス・出所者支援・若者の居場所づくりからなる3つのツアーを展開し、当日の様子をプレスリリースでレポートしました。
導入の背景で企画の目的を訴求したのち、写真を交えながら見学・講演の様子を紹介しています。「ボーイズビーアンビシャスデー」に関する事例ではありませんが、自社の取り組みプレスリリースで発信することで、メディア関係者への拡大効果が期待できる有用な広報PR施策です。
参考:クラーク記念国際高等学校 横浜キャンパスが、社会問題を学ぶ校外学習を実施!
株式会社星野リゾートは、運営を終了する「OMO3札幌すすきの」についてプレスリリースを配信。閉館前の1ヵ月間、クロージングイベントとして「札幌すすきの 幸せな夜更かしフィナーレ」を展開しました。
「ボーイズビーアンビシャスデー」に合わせた事例ではありませんが、クラーク博士とゆかりある地域ならではのコンテンツを発信したり、過去のガイドツアーの参加者数を明記したりといったプレスリリース内容が特徴的です。オープンやリニューアルだけでなく、閉館をきっかけに周辺施設や類似サービスの認知拡大・利用促進を図る広報PR施策としても参考になるのではないでしょうか。
参考:【OMO3札幌すすきの】3年間で札幌市内約100店舗と連携し、魅力を発信!これまで約28万人が宿泊
クラーク博士像があるエリアや、博士が滞在した札幌エリアであれば、観光客をターゲットにした広報PRを考案できるでしょう。4月16日は気候も安定しているため、春の北海道旅行の魅力を発信するのもおすすめです。
自社サイトやブログでの紹介に加え、X(旧 Twitter)などのSNSを活用することで、より認知拡大の効果を発揮できるでしょう。
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