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3月22日は「放送記念日」。今回は「放送記念日」の意味や由来を解説します。
また、「放送記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる関連の広報PR事例をご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特にラジオ業界の方や、放送サービスを手掛ける企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「放送記念日」の意味・由来とは?
3月22日は「放送記念日」です。1925(大正14)年3月22日に日本で初めてラジオ仮放送が行われた出来事にちなんで、NHKが1943年に記念日として制定しました。
仮放送を行ったのは、現在のNHK東京放送局の前身である社団法人・東京放送局です。同年3月1日に試験送信を開始し、22日に正式な許可を得た仮放送をスタート。
当日の第一声は「聞こえますか。こちらは東京放送局。アー。アー。聞こえますか」といった発言があったといわれています。
「放送記念日」に特化したイベント・キャンペーンは多くないものの、ラジオ放送は現代でも馴染み深いコンテンツのひとつです。オンラインでラジオ放送を展開する企業も増えているため、関連の企業広報PRとして有用な記念日といえるでしょう。
「放送記念日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「放送記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「放送記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「放送記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「放送記念日」を元に発信をする流れ
「放送記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「放送記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「放送記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「放送記念日」を広報PRに活かした事例
「放送記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「放送記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「放送記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.クラウドファンディングで発売の商品を「放送記念日」に絡めて発信
株式会社IKホールディングスでダイレクトマーケティング事業を手掛ける株式会社プライムダイレクトは、骨伝導ワイヤレスイヤホンをクラウドファンディングサイトにて販売開始することを発表しました。テレビの音が聞き取りづらい人向けに、悩み対策のひとつとして提案。
プレスリリースでは3月22日の「放送記念日」を取り上げ、テレビ・ラジオと関連性のある商品を想起させているのがGOODポイントです。自社が実施したアンケート調査を交えて商品のメリットを訴求し、メディア関係者にもその魅力をアピールしています。
参考:【3月22日はTV・ラジオの出発点!放送記念日】耳に入れないイヤホン登場!脳への刺激が低下する?!「聴こえにくい悩み」対策の一手に
事例2.英語の習得効率を高める副教材を新発売
株式会社NHK出版は、2024年3月14日から発売をスタートする「NHK英語テキスト」のプレスリリースを発表しました。講師によるラジオ・テレビ英語講座と講座を組み合わせることで、英語学習の効率を高めるテキストです。
スマホ・PC・ラジオとともに学べるラインナップが本商品の強み。「放送記念日」のプレスリリースではありませんが、「ラジオ英会話」を提供するNHKならではの広報PR施策といえます。今回の新商品とあわせて、ほかに新しく販売する関連商品をピックアップしたのもGOODです。
参考:あの『ラジオ英会話』に副教材が登場!2024年度のNHK英語テキスト&ムックが発売開始! 4月から新開講の講座より
事例3.ユニットのレトロスペクティブや配信情報をプレスリリースで発表
株式会社TBSラジオは、東京・全電動労働会館にて行われた「ベストな一日」のイベントレポートを配信しました。お笑いコンビ「エレキコミック」と、片桐仁氏によるユニット「エレ片」のレトロスペクティブです。
プレスリリースでは3人の写真をピックアップしたうえで、当日の様子を紹介しています。特典映像付きの生放送を放送し、アーカイブの視聴も可能。記念日に関する発信ではありませんが、配信チケットの販売情報やグッズ情報を紹介しているため、潜在層の獲得やメディアフックになるといった効果も期待できる参考事例です。
参考:「エレ片」のレトロスペクティブ『ベストな一日』昼・夜公演大盛況にて終了!
「放送記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
3月22日の「放送記念日」は、ラジオ放送に注目が集まり、その歴史や変遷を想起させるきっかけになる日です。歴史的な商材を扱う方はもちろん、ラジオ番組の企画・放送を行う企業の方や、ラジオ方法会社とのプロジェクトを手掛けている方にとっては特に、「放送記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「放送記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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