世界哲学デー
11月23日は筆「手書き文字」の日。今回は筆「手書き文字」の日の意味や由来を解説します。
また、筆「手書き文字」の日をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に文具業界の方や「手書き文字」にまつわる商材を扱う企業の方はぜひ参考にしてみてください。
筆「手書き文字」の日の意味・由来とは?
11月23日は筆「手書き文字」の日です。超党派の国会議員らが結成した「筆『手書き文字』の日をつくる国会議員の会」によって制定されました。
日付は、「良い文(ふみ)」を「い(1)い(1)ふ(2)み(3)」と読む語呂合わせが由来。「筆をとって文字をしたためる」という日本人の文化を次世代に受け継ぎ、より発展・洗練させていくことが目的です。
筆「手書き文字」の日に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、デジタル化が進む近年でも「手書き」をテーマにした商材は多く見られます。
筆や手書きの魅力を発信するだけでなく、文房具のプレスリリースに紐づけたり、自社サービスを紹介するきっかけにしたりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
筆「手書き文字」の日をきっかけに広報PR活動をする効果
筆「手書き文字」の日は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、筆「手書き文字」の日に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。筆「手書き文字」の日をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
筆「手書き文字」の日を元に発信をする流れ
筆「手書き文字」の日をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.筆「手書き文字」の日の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと筆「手書き文字」の日をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
筆「手書き文字」の日を広報PRに活かした事例
筆「手書き文字」の日を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから筆「手書き文字」の日に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後筆「手書き文字」の日を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.マニアックなバラエティ番組、第2弾の放送が決定
株式会社テレビ東京ホールディングスは、バラエティ番組の放送情報をプレスリリースで発表しました。今回ピックアップしたのは、「マニアックすぎる」と話題になった番組「肉筆マニア」の第2弾です。
人気芸人・タレントを起用した番組内容に加え、肉筆の魅力や、レギュラー化を望む出演者のコメントを掲載しているのがGOOD。手書き文字が好きな人はもちろん、コアなテーマを発信することで、幅広い世代への興味関心につなげています。
参考:パンサー向井出演!手書き文字に焦点を当て愛でる番組「肉筆マニア」待望の第2弾! 1月3日(火)深夜放送!
事例2.大人の美文字をマスターする書き込み式ドリルを発売
株式会社KADOKAWAは、『ふだんの美文字 大人文字練習ノート』のプレスリリースを公開しました。ひそかにブームとなっている手書き文字にちなんで、「美文字」をマスターしたい人向けに構成された書き込み式ドリルです。
かしこまった印象が強い続け字とは異なり、普段使いできる実用的な書き方をピックアップしているのが本書の強み。紹介している字の写真に加え、ドリルの内容を数ページにわたって紹介したプレスリリースがGOODです。
参考:今、「手書き文字」が密かなブーム! メディアでも話題の美文字アーティスト、りささんの大人気シリーズ最新刊『ふだんの美文字 大人文字練習ノート』発売
事例3.万年筆インクを約2,500色紹介する特別編集号
株式会社ヘリテージは、同社が発行する雑誌の増刊『INK CATALOG 万年筆インクを楽しむ本』の発売情報を公開しました。文房具の魅力を発信する雑誌シリーズで、今回は特別編集号として約2,500の万年筆インクを掲載。
多彩なトーンのインクを紹介するほか、個性的なインクの名前や、インテリアになるボトルデザインなどをピックアップしているのがユニークなポイント。文房具に特化した雑誌シリーズが、さらに限定的なテーマを取り上げた同社ならではの広報PR事例といえるでしょう。
参考:日本で買える万年筆インク約2500色を網羅。リアルなインク色を収録した「趣味の文具箱」増刊『INK CATALOG 万年筆インクを楽しむ本』が2022年5月9日(月)発売。
筆「手書き文字」の日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月23日の筆「手書き文字」の日は、筆や手書き文字を想起させるきっかけになる日です。文房具の製造・販売に携わっている方や、手書き文字にまつわるサービス企画を手掛ける企業の方にとっては特に、筆「手書き文字」の日を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと筆「手書き文字」の日をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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