
ディスクジョッキーの日

12月3日は「カレンダーの日」。今回は「カレンダーの日」の意味や由来を解説します。
また、「カレンダーの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に手帳など文具業界の方や、カレンダーを制作・配布している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
12月3日は「カレンダーの日」です。カレンダーの業界団体である全国団扇扇子カレンダー協議会および全国カレンダー出版協同組合連合会によって1988年に制定されました。
日付は、明治時代までの日本で使用されていた太陰太陽暦が明治5年(1872年)12月2日で打ち切られ、翌日12月3日が太陽暦の明治6年(1873年)1月1日となった「明治改暦」に基づいています。
この改暦には、太陽暦を採用している欧米諸国と外交上の足並みを揃える目的がありました。
市民にとっては急な公示で衝撃が大きく、実際には改暦以降も旧暦を併用される時期は長かったようですが、改暦は現在まで続く日本の発展のきっかけにもなりました。
「カレンダーの日」は、カレンダーの歴史に思いを馳せ、さらなる普及を目指す目的のもと、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されています。
「カレンダーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「カレンダーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「カレンダーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「カレンダーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「カレンダーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「カレンダーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「カレンダーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「カレンダーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「カレンダーの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社ETSグループは、人気商品「ラインマンカレンダー」の2026年版を作成したことをプレスリリースで発表しました。全写真を社員が現場で撮影しており、送電線工事を担う「ラインマン」の仕事をより身近に感じてもらうことを目指したカレンダーです。
プレスリリースでは、壁掛け・卓上カレンダーの一部を公開。2026年版は写真を全面に配置したデザインや、書き込みやすい大きな日付欄など、今年ならではの特徴が示されています。迫力あるラインマンの作業風景を中心に、事業の魅力を視覚的に伝える構成がGOOD。記念日に直接関係する事例ではありませんが、自社の業務理解や職種認知向上を目的に、カレンダーを毎年企画として打ち出している点は広報PRの参考になります。
参考:ETSグループ「ラインマンカレンダー2026」を作成 自社撮影の迫力ある写真を全面採用、業界認知度向上を目指す
車やバイク用カスタムパーツ専門店「エフシーエル(fcl.)」を展開する株式会社WiNEEDS HOLDINGSは、公式Instagramを活用したキャンペーン情報をプレスリリースで発表しました。フォロワーを対象に、「好きな商品が無料になるモニターキャンペーン」と、「2026年オリジナルカレンダープレゼントキャンペーン」の2本を同時に告知しています。
プレスリリースでは、2025年に実施したフォトコンテストなどで寄せられた応募作品をもとに制作したカレンダーの特徴や応募方法を端的に紹介。ユーザーの愛車写真を活かした“参加型コンテンツ”である点がわかりやすくまとめられています。記念日と直接は関連しませんが、SNSキャンペーンとカレンダー企画を組み合わせた情報発信として、構成の参考になる事例といえます。
参考:2026年カレンダープレゼント&商品無料モニター企画W募集開始
新日本カレンダー株式会社は、2026年版のカレンダーのラインアップを紹介するプレスリリースで発表しました。人気上昇中のクリエイターや個性豊かなアーティスト、幅広い世代に親しまれるキャラクターなど、多彩なデザインが展開されています。
プレスリリースでは、クリエイターカレンダーとキャラクターカレンダーの2カテゴリに分け、日めくり・卓上・壁掛けなど多様なラインアップを写真とともに紹介する構成になっています。記念日とは直接関連しませんが、商品の魅力を視覚的に伝えるプレスリリースの参考事例といえます。
参考:来年のカレンダーはこれだ!注目のクリエイターとキャラクターのカレンダーが大集合!
「カレンダーの日」は、カレンダーに注目が集まるきっかけとなる日です。
カレンダーの企画・販売に携わる企業の方や、施策の一環としてカレンダー制作を予定している企業の方にとっては特に、「カレンダーの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「カレンダーの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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