
謎解きの日
11月2日は「習字の日」です。今回は、「習字の日」の意味や由来について解説します。
また、習字に関連する広報PRの事例もピックアップ。「習字の日」をきっかけとした広報PRの取り組みを行う際のポイントも解説しています。習字教室を運営している企業や、習い事としての習字レッスンを企画している企業は、ぜひ参考にしてみてください。
11月2日は「習字の日」です。公益財団法人日本習字教育財団により制定されました。
制定の目的は、手書きで文字を書くことの大切さを伝えていくこと。2013年3月までは9月1日が記念日とされていましたが、「11(いい)」「02(もじ)」の語呂合わせから11月2日に変更されました。
なお、11月2日は「習字の日」だけでなく「書道の日」でもあります。制定はどちらも公益財団法人日本習字教育財団で、制定の目的も同様のため、セットで覚えておくのがおすすめ。
毎年「習字の日」には、同財団が2015年から継続している「手紙をかこう」企画が実施されています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「習字の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「習字の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「習字の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「習字の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「習字の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「習字の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「習字の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「習字の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「習字の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
デジタルゲームの開発・発売や、音楽コンテンツの企画・制作を行う株式会社ブシロードは、ゲームの周年を記念し企画を実施することをプレスリリースで配信。同社が提供するスマホ向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」の6周年と、超大型アップデートを記念する企画です。
Poppin’Party 戸山香澄役・愛美氏が「ガルパ6周年超大型アップデート」と執筆した習字を、プレスリリースとYouTubeチャンネルで公開。さらに、各地の看板・中吊り広告にも掲載しており、その様子を写真で紹介しています。「習字の日」の広報PRではありませんが、人気を誇るゲームと、習字というコンテンツをうまく組み合わせたプレスリリースとして参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:いよいよガルパは6周年!超大型アップデートを記念し、愛美さんにご執筆いただいた習字を公開!
株式会社名学館ホールディングスが運営する「わんぱく教育カンパニー」は、「大人になってタメになった習い事」についてアンケート調査を実施。2023年2月14日から28日にかけて、株式会社クラウドワークスに依頼し、男女500人を対象に行った調査の結果を調査レポートとして配信しました。
アンケート調査では、約3割の男女が英会話と習字を挙げています。調査リリースには、習っていた期間や月額費用、さらに「やっておけばよかった習い事」についての調査結果をグラフとともにピックアップ。
大人になってからは比較的触れる機会が少ない習字も、習い事という観点では需要が高いことがわかります。「習字の日」のプレスリリースとしてはもちろん、アンケート調査の事例としても参考になるでしょう。
参考:【男女500名が回答】「英会話」と「習字」はマスト?大人になってタメになった習い事を徹底調査
株式会社パイロットコーポレーションの玩具事業部は、新商品「お習字入門水書きセット」の発売についてプレスリリースを配信しました。ロングセラーの玩具「スイスイおえかき for Study」シリーズから誕生した、子ども向けの習字セットです。
プレスリリースでは、水で何度も書けるため、半紙を追加購入したり服が汚れたりといったデメリットを解消しているのが強みとして商品を紹介。複数の関連商品を写真でピックアップしたのもGOODです。記念日に関する事例ではありませんが、新商品の発売をきっかけに、既存商品の認知を広める効果にも寄与した広報PR事例といえます。
参考:お習字デビューにぴったり!何回も書ける!スイスイおえかき「お習字入門 水書きセット」が登場
11月2日の「習字の日」は、習字に注目が集まりやすい日です。習字に関する商品を取り扱う企業の方だけでなく、習字にちなんだイベント企画やアンケート調査などを検討中の方も、「習字の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「習字の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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