
母の日
10月22日は「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」。今回は「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」の意味や由来を解説します。
また「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。ペット業界、動物のヘルスケアに携わっている方はぜひ参考にしてみてください。
10月22日は「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」です。一般社団法人・日本獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)によって制定されました。
日付は、人の乳がん検査を啓発する「ピンクリボン月間」が10月であることと、猫の鳴き声の語呂合わせ「ニャン(2)ニャン(2)」を組み合わせたのが由来。猫は人と同様に乳がんの発生率が高いため、早期発見・早期治療を促すことが記念日制定の目的です。
同グループは、キャットリボンの特設サイトを公開し、猫の乳がんに関する取り組みや啓発活動について積極的に発信しています。猫のヘルスケアを取り上げた書籍を紹介したり、病気にまつわる研究結果をニュースリリースで発表したりといった広報PRにも役立つでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
公益財団法人日本相撲協会のオフィシャルパートナーである株式会社 HIROTSU バイオサイエンスは、2月22日の「猫の日」にちなんでプレスリリースを配信しました。愛猫用がんのリスク検査「N-NOSE ねこちゃん」を日本相撲協会 協会員で希望する愛猫家に進呈します。
プレスリリースでは、検査の詳細や込められた思いなどを掲載し、愛猫のがん検査の重要性が伝わってきます。相撲協会との意外な関係性がフックとなっている点もGOODです。
こちらのプレスリリースは「猫の日」に合わせて配信されましたが、猫のがんに関する内容なので、「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」にも向いている参考事例です。
参考:愛猫用がんのリスク検査「N-NOSE® ねこちゃん」を日本相撲協会 協会員の愛猫家に進呈
ペット保険のアイペット損害保険株式会社は、犬・猫飼育者各1,000名(計2,000名)に対し、「愛犬・愛猫の健康と暮らしに関する不安」について調査したとプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、冒頭に調査結果のポイントをまとめ、そこだけ読めばわかるように構成されています。さらに調査から見える愛犬家・愛猫家の傾向を、ペット保険の訴求へとつなげている点もGOODです。記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、ペットの健康に関する調査リリースとして参考になります。
ペットケア事業を展開する犬猫生活株式会社は、スタッフのペットの健康診断の受診費用を会社が負担する福利厚生制度を導入すると、プレスリリースで発表しました。
プレスリリースではペットの健康診断の重要性を伝え、自社で提供する健康診断サービスの紹介へとつなげています。サービスと福利厚生、利用した社員の声も掲載し、共感を呼ぶようまとめられた構成がGOODです。記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、ペットの健康に関する商品・サービスを広報PRする事例として参考になります。
参考:犬猫生活、愛犬愛猫の年に1度の健康診断を会社が負担する福利厚生を開始
10月22日の「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」は、猫の乳がんに注目が集まり、早期発見・治療や乳がん検査を想起させるきっかけになる日です。獣医師として事業を行う方や、猫の健康と病気に関する商材を取り扱っている方にとっては特に、「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「キャットリボン(猫のピンクリボン)の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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