筋肉を考える日
8月25日は「即席ラーメン記念日(チキンラーメン誕生の日)」。今回は「即席ラーメン記念日」の意味や由来を解説します。
また、「即席ラーメン記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にインスタントラーメンを扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「即席ラーメン記念日」の意味・由来とは?
8月25日は「即席ラーメン記念日」です。1958(昭和33)年8月25日に、日本ではじめて即席麺のチキンラーメンが発売されたことに由来する記念日で、「チキンラーメン誕生の日」とも呼ばれています。
日清食品株式会社の創業者である安藤百福は、誰でも気軽に食べられる、長期保存が可能なラーメンを発案。丸1年間1人で研究を重ね、世界初のインスタントラーメンの開発に成功しました。
日清食品株式会社は、この功績をたたえて「即席ラーメン記念日」にちなんだイベント・キャンペーンを毎年開催しています。日本人にとって馴染み深い食品のひとつでもあるため、飲食業界、特に即席ラーメンを取り扱う企業であれば、有用な広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「即席ラーメン記念日」をきっかけに広報PR活動する効果
「即席ラーメン記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「即席ラーメン記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「即席ラーメン記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「即席ラーメン記念日」を元に発信をする流れ
「即席ラーメン記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「即席ラーメン記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「即席ラーメン記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「即席ラーメン記念日」を広報PRに活かした事例
「即席ラーメン記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「即席ラーメン記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、即席ラーメン、袋麺に関するプレスリリースは、今後「即席ラーメン記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.新商品発売を記念してプレゼントキャンペーンをSNSで開催
株式会社農心ジャパンは、2023年7月下旬に発売する「辛ラーメン焼きそば」のプレスリリースを公開しました。今回の新商品発売に先駆けて、6月28日から7月2日にかけては「辛ラーメン焼きそば新フレーバー先行体験キャンペーン」を開催。
SNSからの応募で、200人に発売前の新商品を提供するプレゼント企画です。発売の約1ヵ月前にキャンペーンをスタートし、自社の新商品の認知拡大効果を高めた広報PR事例といえます。「即席ラーメン記念日」にちなんだ広報PRではありませんが、新商品の販売促進はもちろん、関連の既存商品をより多くの人に知ってもらうきっかけにつなげた有用な事例です。
参考:【一足早く体験できる!】「辛ラーメン焼きそば新フレーバー先行体験キャンペーン」開催(7月2日まで)
事例2.即席麺と麺スナック菓子がコラボレーションして登場
株式会社おやつカンパニーは、新商品「ベビースタードデカイラーメン(エースコック わかめラーメン味/豚キムチ味)」の販売情報をプレスリリースで発表しました。
エースコック株式会社とコラボレーションし、ロングセラー商品の即席麺を「ドデカイラーメン」に仕上げたユニークなプロジェクトです。
2社の商品とも認知度・人気が高く、世代を問わず興味を引くパッケージにデザインされているのが特徴。記念日に関した取り組みではありませんが、概要と商品写真を掲載するだけでなく、各商品のこだわりや味わいなどを訴求したプレスリリースの内容が参考になります。
参考:麺同士の強力コラボ実現!エースコック×ベビースター登場
事例3.韓国即席ラーメン10種類が楽しめる店舗が期間限定で登場
韓国のインスタント食品や菓子などの販売を行う株式会社農心ジャパンは、片瀬西浜海水浴場の海の家「Ao×Shiro」内に期間限定店舗「Nongshim’s Hangang Ramyun」を出店します。昨年好評だった自動ラーメン調理機を今年も導入し、同社が販売する韓国即席麺をビーチで手軽に楽しめるように提供することをプレスリリースで配信しました。
店舗の看板にもなっているイラストをプレスリリースのメイン画像に設定。本文では、期間限定店舗と「漢江ラーメン」について掲載しています。さらに、メニューラインナップからおすすめの袋麺とトッピングを紹介した、読み手の興味・関心を高める展開がGOOD。
記念日を絡めた事例ではありませんが、即席ラーメンに関するイベントや出店の際に参考になるプレスリリースの構成です。
参考:江の島・海の家で「辛ラーメン」が楽しめる期間限定店舗が7月1日よりオープン!オリジナルメニューも展開し、韓国グルメがビーチを盛り上げる!
事例4.九州を代表する食文化のコラボレーションで新たな商品が登場
ハウス食品は、「うまかっちゃん」<福さ屋特製明太子漬込み液使用めんたい風味とんこつ>』数量・期間限定で発売することをプレスリリースで発表。同社が実施する「九州を元気にするプロジェクト」製品企画の第二弾として福さ屋株式会社とコラボレーションした製品です。
プレスリリースでは商品の特徴として、即席ラーメン「うまかっちゃん」とコラボした「福さ屋の明太子」を囲み枠を用いて紹介しているのがポイント。開発ストーリーを「きっかけ」や「苦労した点」など、4つのポイントに分け掲載し、商品への想いを伝えているのがGOODです。
記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、商品の背景をわかりやすくまとめた構成が参考になる好事例です。
参考:博多の名産・福さ屋の明太子と「うまかっちゃん」の九州ソウルフードコラボ!「うまかっちゃん」<福さ屋特製明太子漬込み液使用めんたい風味とんこつ>新発売
「即席ラーメン記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
8月25日の「即席ラーメン記念日(チキンラーメン誕生の日)」は、インスタントラーメンを扱う企業にとって有用な記念日です。チキンラーメンに限定せず、自社で販売している即席商品の広報PRに活かせるでしょう。
また、「即席ラーメン記念日」にちなんでアンケートを実施し、自社の調査リリースとして発表するのも一案です。
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