
謎解きの日
7月8日は「中国茶の日」。今回は「中国茶の日」の意味や由来を解説します。
また、「中国茶の日」を活用した広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界や中国文化由来のものを取り扱う店舗などは、ぜひ参考にしてみてください。
7月8日は「中国茶の日」です。中国にその起源を持ち、世界中に伝わった「茶」は、ほとんどの国の言葉でも中国語の「茶」を起源としています。飲み物として、文化としての「中国茶」をより広い視野で考える日を、と「NPO CHINA 日本中国茶協会」が制定しました。中国語の「チ=7」「ヤ=8」の組み合わせから、7月8日とされています。
中国には「開門七事式」と言われる言葉があります。これは、生活に必要とする「柴、米、油、塩、醤油、酢、茶」の7つを指しており、お茶が重要な位置を占めていることが分かります。日本中国茶協会では、味はもちろんのこと、手順を踏むその時間に安らぎを感じてもらいたいと「お茶を茶葉から淹れて楽しむ生活」を推奨しており、そうした文化を含めて中国茶について知ってもらう日としています。
「中国茶の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「中国茶の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「中国茶の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「中国茶の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「中国茶の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「中国茶の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「中国茶の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「中国茶の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関する事例ではなくても、「中国茶の日」に関する広報PR施策を考えるうえでヒントになるでしょう。
株式会社誠文堂新光社は、中国茶初心者向けの中国茶やおやつの本『はじめての中国茶とおやつ』の発売をプレスリリースで発表しました。
書籍の一部のページを掲載し、本の見どころを紹介。「飲んでみたい、でも、ちょっと難しそう」と思っていた人にわかりやすく中国茶の嗜み方が載っている本だということが伝わるプレスリリースです。本を読んでみたい、もっと知りたい、と思った方が気になる目次ページの画像を最後に入れるのもGOOD。
記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、「中国茶」の販売やサービスを開始する際の参考になる広報PR事例です。
参考:中国の地理や文化とともに”中国茶やおやつ”について楽しく知れる!壁に貼れる中国地図のイラストポスターつき。
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドは、札幌プリンスホテルでアフタヌーンティープラン「Chinese Afternoon Tea」の販売を開始したことをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、ホテル内レストラン「中国料理 芙蓉城」で提供される「Chinese Afternoon Tea」の詳細を記載しています。「中国茶の日」にちなんだ事例ではありませんが、料理長・鎌田 恭平が手掛ける点心メニューとともに、料理と一緒に楽しむ厳選した中国茶についてを紹介。テキストだけでなく、ブランのイメージ画像が、読み手の関心を深めます。
参考:【札幌プリンスホテル】中国料理レストランの料理長が手掛ける本格点心の数々中国茶とのペアリングで心安らぐ「Chinese Afternoon Tea」を販売開始
香水や化粧品などの輸入販売を行うブルーベル・ジャパン株式会社は、フレグランスメゾン「キリアン パリ」の最新フレグランス「インペリアル ティー」の販売をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、茉莉花茶へのオマージュを込めた「インペリアル ティー」の詳細を記載しています。キリアン・ヘネシーは香りのインスピレーションの源を得るために、実際に茉莉花茶の製造行程を見学。フレグランスのストーリーや香りについて丁寧に綴られています。記念日と絡めた事例ではありませんが、新商品発売の参考になる広報PRです。
参考:茉莉花茶へのオマージュを込めた《キリアン パリ》の最新フレグランス「インペリアル ティー」が2024年6月19日(水)に登場。
「中国茶の日」の意味や由来、中国茶をフックとした取り組み事例などをご紹介しました。
中華料理店や中国茶を扱うお店などはもちろんのこと、普段扱っていない飲食店でも期間限定でメニュー化するなどしてもよいかもしれませんね。また、中国茶器をなど中国文化由来のものを取り扱うお店などでも、「中国茶の日」にちなんだイベント企画などができるのではないでしょうか。
ぜひ一度、「中国茶の日」を活用した広報PRを検討してみてください。
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