PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
箸の日(8月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日箸の日(8月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月4日は「箸の日」。今回は「箸の日」の意味や由来を解説します。

また、「箸の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にお箸を扱っている方や、食品業界の方はぜひ参考にしてみてください。

「箸の日」の意味・由来とは?

8月4日は「箸の日」です。民俗学研究者が発案し、1975年にわりばし組合によって制定されました。また、株式会社藤本商會本店が発案した「箸の日」は、一般社団法人日本記念日協会に正式な記念日として認定されています。

日付は、「は(8)し(4)」の語呂合わせ。箸を正しく持って食事ができるよう、啓発運動の一環として提唱したのがきっかけです。

8月4日には、箸への感謝や供養といった目的で、神社などでイベントが行われることもあります。箸の販売促進だけでなく、箸の有用性をアピールしたり、和食を「箸の日」に絡めて発信したりといった広報PRを考案できるでしょう。

「箸の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「箸の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「箸の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「箸の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「箸の日」を元に発信をする流れ

「箸の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「箸の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「箸の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「箸の日」を広報PRに活かした事例

「箸の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「箸の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、箸にちなんだプレスリリースは、今後「箸の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.世界的なお箸ブランドを目指して事業譲受を発表

デジタルマーケティングによる売上拡大支援を行う株式会社みらいきれいは、子会社である株式会社ハルノネのお箸のパーソナライズサービス「itten」の事業譲受についてプレスリリースを配信しました。お箸のナンバーワンサービスとして、世界的なブランドとしての地位確立を目指す目標を訴求しています。

事業譲受に関する概要だけでなく、ブランドをイメージしやすい画像を掲載した記事内容がGOODポイント。プレスリリース配信によって、関連企業はもちろん、一般人への認知拡大効果にもつなげた広報PR事例です。記念日にちなんだ事例ではありませんが、事業譲渡なども大切な配信機会となります。

参考:お箸のパーソナライズサービス【itten】事業譲受に関するお知らせ|株式会社みらいきれいのプレスリリース

事例2.メガネ職人が結集し、安心安全なチタン製箸を製作

眼鏡メーカーの有限会社カツキ眼鏡は、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて、めがね職人達が作るチタン箸の先行予約販売を開始しました。眼鏡メーカーが「使い心地のよさ」と「優美さ」にこだわって製作したチタン製の箸です。

11社にわたる職人たちの技術を結集し、安心安全素材のチタンを材料としているのが特徴。プレスリリースでは、細い箸先でつまみやすく、見た目が美しい点などを紹介しています。「箸の日」に関する内容ではないものの、一見関連性の薄い商材ですが、自社の強みを生かして商品化を実現した有用な広報PRの参考事例といえるでしょう。

参考:24年の集大成!めがね職人達が作るチタン箸。眼鏡製造の技術が詰まった、手に馴染む形状と繊細な和の彫刻、「純チタン製箸 かつき」本日Makuakeにて先行予約販売開始

事例3.こだわりの竹製箸と無添加調理商品を先行販売

佃煮製造、真空包装品・煮豆小袋の発売を行う石井食品株式会社は、無添加調理専門店「イシイのオンラインストア」にて取り扱う商品をプレスリリースで発表しました。株式会社ヤマチクとタッグを組み、国産の竹製箸と「筍ごはんの素」を提案する取り組みです。

握力の弱い人や、手に障害がある人でも使いやすいよう設計されたのが同商品の強み。こだわりの箸で食べてほしい商品として食品を同時展開することで、2社の認知拡大効果を高め、新規層の獲得にも効果が期待できます。記念日に関する事例ではありませんが、箸を広報PRする際の参考になる発信です。

参考:半世紀にわたり、「竹」の素材を生かす製品づくりに取り組むヤマチク×石井食品国産の竹製のお箸と『筍まぜごはんの素』で持続可能な筍の楽しみ方をご提案

「箸の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

語呂合わせが由来の8月4日に加え、11月11日の「箸の日」にあわせて広報PRに活用しても良いでしょう。箸そのものを売り出すだけでなく、箸の正しい持ち方を発信したり、食事に関連する商品のプレスリリースを出したりするのも一案です。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ