
取引所大発会

12月7日は「クリスマスツリーの日」。今回は「クリスマスツリーの日」の意味や由来を解説します。
また、「クリスマスツリーの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に什器を扱う業界の方や、施策の一環でクリスマスツリーの設置などを予定している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
12月7日は「クリスマスツリーの日」です。日本発のクリスマスツリーが初めてこの日に飾られたとされることにちなんでいます。
1860年には、日本国内のプロイセン王国公館でクリスマスツリーが飾られたことが確認されています。当時の公使により、天井ほどもある大きな木を使った華やかなツリーが飾られたという記録が残っています。
その後、諸説ありますが、横浜で食料品の輸出入・販売などを行う明治屋が1885年の創業当時からクリスマス装飾を店頭で行うようになり、クリスマスツリーが日本でも普及していきました。1912年には、大正時代の歌人・木下利玄により『明治屋のクリスマス飾り灯ともりて煌やかなり粉雪降り出づ』という短歌が残されています。
「クリスマスツリーの日」は、クリスマスツリーやクリスマス装飾の歴史について振り返るきっかけとなるでしょう。
「クリスマスツリーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「クリスマスツリーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「クリスマスツリーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「クリスマスツリーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「クリスマスツリーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「クリスマスツリーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「クリスマスツリーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「クリスマスツリーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「クリスマスツリーの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
商業施設の運営などを行う三菱地所プロパティマネジメント株式会社は、クリスマス限定イベント「ハリー・ポッター ホグワーツのクリスマス」をMARK IS 福岡ももちで開催。九州では初となる「ハリー・ポッター」とのコラボレーションイベントについてプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、イベントの詳細を画像とともに丁寧に記載。作中に登場する4つの寮にインスパイアされた全長約4メートルのクリスマスツリーの展示や、クリスマスツリーモチーフのスタンプラリー、フォトスポット、映画の特別上映など、さまざまな企画を紹介しています。
「クリスマスツリーの日」に絡めたものではありませんが、クリスマスツリーをメインとするイベントは、記念日に合わせて広報PRをするのもおすすめです。また、プレスリリースを見たメディア関係者がすぐに記事化できるように、事前にコピーライト表記の案内が記されているのポイントです。
All characters and elements © & ™ Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights © JKR. (s24)
参考:九州初!「ハリー・ポッター ホグワーツのクリスマス」2024年11月22日(金)~12月25日(水)
株式会社日本セレモニーは、愛知県名古屋市の「TIAD, オートグラフ コレクション」についてプレスリリースを配信。ホテルのコンセプト「Biophilia Nest」とクリスマスシーズンの世界観をイメージし、クリスマスツリーやケーキを展開することを発表しました。
「クリスマスツリーの日」にちなんだ事例ではありませんが、自社ホテルならではの上質な空間とクリスマスの特別な雰囲気を写真で伝えたのが特徴的です。親和性の高い記念日と掛け合わせることで、発信テーマの幅を広げやすい事例です。
参考:TIAD, AUTOGRAPH COLLECTION 2025クリスマスツリー&ケーキのご案内
オリックス・ホテルマネジメント株式会社は、2025年12月21日から25日にかけて開催する「会津の心で彩る、伝統と笑顔が灯るクリスマスイベント」のプレスリリースを配信しました。「会津を感じ笑顔が灯るクリスマス」をテーマに、会津の伝統や食に触れながら特別な時間を楽しむイベント企画です。
プレスリリースでは、赤べこや会津木綿といった会津ならではのアイテムで彩ったクリスマスツリーを紹介。記念日にちなんだ事例ではありませんが、地域性のあるイベント情報はメディアフックとして活用しやすく、広報PRの観点からも学びが多い事例です。
参考:「会津の心で彩る、伝統と笑顔が灯るクリスマスイベント」を2025年12月21日(日)より開催
12月7日の「クリスマスツリーの日」は、クリスマスツリーに注目が集まり、オーナメントやイルミネーションなどクリスマスの装飾を想起させるきっかけになる日です。
クリスマスに合わせた装飾を実施予定の企業の方や、什器や装飾品などの販売に携わる企業の方にとっては特に、「クリスマスツリーの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「クリスマスツリーの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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