
緑茶の日
12月31日は「シンデレラデー」。今回は、「シンデレラデー」の意味や由来を解説します。
また、「シンデレラデー」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にコスメやジュエリー、アパレルをはじめとした、女性をメインターゲットにしている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
12月31日は「シンデレラデー」です。一年の一番最後の日である大晦日がなぜ「シンデレラデー」なのでしょうか。それは、大晦日が「一年で一番夜の時間が気になる日」であることに由来しています。
グリム童話「シンデレラ」の主人公シンデレラは、魔法によってお城の舞踏会に行くことができますが、魔法使いから「今夜12時には魔法が解けるから、その前に帰らなければいけない」と言われます。そのため、シンデレラは時間を気にしながら過ごします。12時を超えると新年を迎える大晦日も、多くの人がカウントダウンを待ちながら時間を気にして過ごしますよね。この共通点から、12月31日は「シンデレラデー」と呼ばれているのです。
「シンデレラデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「シンデレラデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「シンデレラデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「シンデレラデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「シンデレラデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「シンデレラデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「シンデレラデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「シンデレラデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「シンデレラデー」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
今代司酒造株式会社は、同社が年末年始の風物詩として提供している「開運招福 しろい酒 純米吟醸」のプレスリリースを配信しました。2024~2025年の年末年始に、数量限定で発売する純米吟醸酒の発売情報です。
「シンデレラデー」に関するプレスリリースではありませんが、本商品ならではの楽しみ方や、「しろい酒」と年末年始の過ごし方について具体的に紹介しているのがGOODポイント。タイトルで「残りわずか」と購買意欲を刺激している点も非常に参考になります。
参考:年末年始だけのとろりと甘い生にごり酒 今代司酒造『開運招福 しろい酒 純米吟醸』 残りわずか!
東京ディズニーリゾート内で商業施設「イクスピアリ」を運営する株式会社イクスピアリは、2024年末から2025年はじめにかけて展開するイベント情報をプレスリリースで公開しました。セールや福袋といったトピックに分けて紹介しています。
キャンペーン開始の数日前にプレスリリースを配信し、近隣住民はもちろんメディア関係者や観光客にもアプローチしたのが特徴。「シンデレラデー」に関する事例ではありませんが、親和性が高いコンテンツであることから、記念日と絡めるとさらなる認知拡大・利用促進効果が期待できるのではないでしょうか。
参考:イクスピアリの年末年始
株式会社重慶飯店は、重慶飯店 本館売店にて提供する期間限定商品についてプレスリリースを配信しました。2024年12月31日の1日限定で、「皮付き豚バラ肉のウーロン茶煮」をはじめとする5商品を販売する大晦日限定企画です。
こちらも「シンデレラデー」にちなんだ事例ではありませんが、1日限定の希少性と、自社ならではの独自性がわかるプレスリリース内容が魅力。実際に提供するメニュー写真をひとつずつ掲載し、価格や食材なども丁寧に紹介されています。
参考:毎年恒例一年に一度のお楽しみ「皮付き豚バラ肉のウーロン茶煮」などを販売
「シンデレラデー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
大晦日は親しい人同士や大勢の人で集まって、新年へのカウントダウンを行うことも少なくありません。カウントダウンイベントやパーティーを主催する企業は、「シンデレラデー」に合わせた企画を立ててみるのも一案です。
記念日に合わせたプレスリリースを配信したり、「#シンデレラデー」を活用したSNS発信を行ったりし、より多くの人に自社の取り組みを周知しましょう。「シンデレラ」をモチーフにした商品やサービスを展開する企業は、積極的にPRに活用してみてはいかがでしょうか。
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