
国際親の日
9月3日は「クエン酸の日」。今回は「クエン酸の日」の意味や由来を解説します。
また、「クエン酸の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報PR事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、夏ならではの広報施策を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月3日は「クエン酸の日」です。カクテル材料の「ポッカレモン」を筆頭に、レモン事業・飲食事業などを展開するポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社によって制定されました。
日付は、「ク(9)エン、さん(3)」と読む語呂合わせが由来。加えて、夏バテで疲れが出やすいシーズンであることも由来のひとつです。
クエン酸はレモンの果実に多く含まれており、疲労物質を減らす力があります。この天然クエン酸に注目するきっかけとなり、クエン酸の有用性を知ってもらうことが、記念日制定の目的です。
同社は過去「クエン酸の日」に合わせて、動画コンテンツの発信やニュースリリースの公開などを行ってきました。
比較的馴染み深い名前でもあるため、体調管理をテーマにしたプレスリリースで紹介したり、クエン酸を含む商品情報を発信したりといった広報RP活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「クエン酸の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「クエン酸の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「クエン酸の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「クエン酸の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「クエン酸の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「クエン酸の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「クエン酸の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「クエン酸の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「クエン酸の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社ノダキは、熱中症対策の「現場の相棒」シリーズから新商品のプレスリリースを発表しました。書道家の宇都鬼氏とコラボレーションした「宇都鬼の相棒 乳酸菌GABAゼリー」を、公式BASE SHOPにて発売開始。
森永乳業株式会社が開発した「シールド乳酸菌」を配合したゼリーで、ブドウ糖やクエン酸、シールド乳酸菌を効率的に摂取できるのが強みです。発売前に写真とともに紹介することで、潜在顧客への認知拡大効果につなげています。
参考:熱中症対策の「現場の相棒」シリーズ コラボ商品「宇都鬼の相棒 乳酸菌GABAゼリー」2023年1月発売
キリンホールディングス株式会社は、機能性表示食品「キリン×ファンケル カロリミット アップルスパークリング」のプレスリリースを公開しました。おいしさと健康・美容に対する効果を高めるため、株式会社ファンケルと共同開発した新商品です。
事例3.飲む点滴サプリメントシリーズから新商品が登場
アビストメディカル株式会社は、飲む点滴サプリメント、リポソームサプリメントシリーズ「Clinience(クリニエンス)」に新たなラインナップとして「リポソーム5ALA」が加わることをプレスリリースで配信。
プレスリリースでは独自技術で5-ALAを、安定を保った粉末にし、さらにクエン酸鉄第一ナトリウムもしっかり配合したことを掲載。成分の詳細や特徴を丁寧に伝えているのがGOODです。「クエン酸の日」にちなんだプレスリリースではないものの、専門的なこともわかりやすく画像を用いて紹介した参考事例です。
参考:飲む点滴サプリメント「Clinience(クリニエンス)」リポソームサプリメントシリーズに新たにリポソーム5ALAが登場
9月3日の「クエン酸の日」は、果物に含まれるクエン酸に注目が集まり、夏バテ予防などを想起させるきっかけになる日です。食品の製造に携わっている方や、クエン酸を用いた商品の開発・販売を手掛ける企業の方にとっては特に、「クエン酸の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「クエン酸の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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