
生理をジェンダーレスで考える日
9月1日は「ねんどの日」。今回は「ねんどの日」の意味や由来を解説します。
また、「ねんどの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に子ども向けの商品を扱っている方や、粘土を用いたグッズを扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月1日は「ねんどの日」です。子どもの創造力・想像力を育むための活動を行うアーティスト、岡田ひとみ氏によって制定されました。
日付は、英語で粘土を意味する「クレイ(Clay)」から「ク(9)レ(0)イ(1)」と読む語呂合わせが由来。
同氏は粘土を使ったクリエイティブな取り組みを多数行っており、「ねんドル」の通称名で子ども向けの粘土教室やアートプロジェクトなどを展開しています。
「ねんどの日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、期間限定のワークショップを開いたり、粘土を使った商品・展示会のプレスリリースを出したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ねんどの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ねんどの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ねんどの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ねんどの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ねんどの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ねんどの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ねんどの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ねんどの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ねんどの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
一般社団法人SINKaでは、残野菜を使った「みんなのねんど(SDGs粘度)」で作った作品を畑やプランターなどに飾り、自然に戻っていく様子を観察する【みんなのねんどSDGsコンテスト2024】の開催を発表。応募対象は、3歳以上の子どもがいる家族や友人同士、グループです。
プレスリリースでは作って終わりではなく、ねんどをとおしてSDGsを学んでもらうというコンセプト明記。さらに、昨年の同コンテスト受賞作品や表彰式の様子やみんなのねんどが自然循環される過程についても、写真やイラストを用いてわかりやすく紹介されている点がGOODポイントです。
記念日に関する発信ではありませんが、イベントのコンセプトや目的が丁寧に説明された参考事例です。
参考:ねんどであそんで地球を救おう【みんなのねんどSDGsコンテスト2024】~未来はつくれる、感動をつなげる『子ども企業家』発掘プログラム~を開催!
株式会社平和堂は、自社のこだわりブランド「E-WA!」から「E-WA! 100枚おりがみ」と「E-WA! おこめねんど」を発売することをプレスリリースで発表。より楽しく遊んで学べる新商品です。
プレスリリースには2つの商品の特徴をそれぞれ紹介。おりがみは地域の特色10色加えた色展開であること、おこめねんどは米粉や塩を原材料としており、小麦アレルギーのお子さんも遊べることなどの詳細を記載しています。
「ねんどの日」に関する事例ではありませんが、商品の魅力を訴求するだけでなく、芸能人を起用した公式YouTubeのURLなどもあり、複数のメディアフックを組み合わせた内容になっている点がGOODポイントです。
参考:【平和堂】平和堂こだわりブランドE-WA! 楽しく遊んで学べる新商品 「E-WA! 100枚おりがみ」&「E-WA! おこめねんど」
STEAMトイや教材を使用した体験学習の場を子ども達に提供しているSTEAMS LAB JAPAN株式会社は、ねんどとLEDで「ひかる車」をつくるワークショップを開くことをプレスリリースで配信。2024年5月3日に山野楽器が展開するカルチャースクール「のびゆくこ」にて、ワークショップを開催します。
プレスリリースではワークショップの開催内容だけでなく、当日使用する教材「Groovy Lab in a BOX」についても、写真を掲載しながらわかりやすく説明しています。さらに、同社のミッションや理念も記載し、STEAM教育に興味を持つ潜在層へのアプローチができている点もGOODポイントといえるでしょう。
記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、ねんどに関するイベントを実施する際の参考になる好事例です。
参考:【ねんどとLEDで「ひかる車」をつくろう!】山野楽器が展開するカルチャースクール『のびゆくこ』にて2024年5月3日にワークショップを開催
9月1日の「ねんどの日」は、子どもの遊び道具として人気の高い粘土に注目が集まりやすい日です。玩具の開発・製造に携わっている方や、粘土を使った製品・イベント企画を手掛ける企業の方にとっては特に、「ねんどの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ねんどの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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