国際ガールズ・デー
1月9日は「風邪の日」。今回は「風邪の日」の意味や日付の由来を解説します。
また、「風邪の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や製薬会社に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「風邪の日」の意味・由来とは?
1月9日は「風邪の日」。1795(寛政7)年のこの日、大相撲で活躍していた第4代横綱の谷風梶之介(本名:金子与四郎)がインフルエンザで死亡した出来事にちなんだことが由来とされています。
当時インフルエンザは「流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)」を略して「流感(りゅうかん)」と呼ばれており、死因となった流感は、流行中の「御猪狩風(おいかりかぜ)」でした。
また、谷風梶之助は亡くなる前に「自分が倒れるのは風邪にかかったときだけ」といった発言をしたため、その力士名から、御猪狩風のことを「タニカゼ」と呼ぶようになったともいわれています。
インフルエンザを含め、風邪は人々にとって身近な存在です。1月9日は風邪を引きやすい時期でもあるため、風邪予防を啓発したり、風邪薬やヘルスケア用品などを紹介したりといった広報PRに活かせるでしょう。
「風邪の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「風邪の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「風邪の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「風邪の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「風邪の日」を元に発信をする流れ
「風邪の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「風邪の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「風邪の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「風邪の日」を広報PRに活かした事例
「風邪の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「風邪の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「風邪の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.夏風邪や冷えのリスクを低減するアイテムを限定販売
株式会社ベネクスは、同社が開発・製造・販売する休養時専用の「リカバリーウェア」について、プレスリリースを発表しました。RKB毎日放送の「日曜もシエスタ」での紹介を記念し、一部店舗とオンラインストア限定で「放送記念特別セット」を発売する取り組みです。
セットに含まれるのは、夏を快適に過ごすためのブランケットと、眼精疲労をケアをするアイマスク、睡眠の質を高めるためのスリープカバーの3点。外気温度と電車・オフィスなどの室温の差で冷えて風邪を引かないよう、自律神経の調整を促す独自開発の特殊繊維を使用しています。
参考:今年は自律神経乱れの夏バテを引きずらない!休養の質を高める夏限定シリーズ「ブランケット」などリカバリーアイテム3点がお得なセットに
事例2.ドラッグストアの商品を事前注文できるアプリを開発
株式会社10Xは、スマートフォンからドラッグストア店舗の商品を注文できる「REMO CART(リモカート)」の提供を開始しました。ドラッグストア・調剤薬局を展開する株式会社クリエイトエス・ディーと共同した開発プロジェクトです。
アプリから商品を注文・決済しておくと、最短2時間後に店舗や駐車場で受け取れるシステムが特徴。サプリメントや風邪薬といった商品はもちろん、冷凍食品やアイス類以外であれば、日用品・食品・化粧品も購入が可能です。スムーズな買い物を望む人だけでなく、他者との接触を避けたい人にもメリットの大きいアプリといえるでしょう。
参考:ドラッグストア「クリエイトエス・ディー」がネットで注文、店頭・車上で受取可能な買い物サービス「REMO CART」(リモカート)を提供開始
事例3.オンライン診断数の過去最多更新をニュースリリースで発表
LINE株式会社は、オンライン診療サービス「LINEドクター」に関するニュースリリースを発表しました。エムスリー株式会社との合弁会社であるLINEヘルスケア株式会社において、2022年2月の月間診療件数が過去最多を更新。
同アプリは、診察の予約や無料ビデオ通話での診察、決済までをオンラインで完結できるサービスです。2020年12月に先行提供を開始し、2022年2月には前年比20倍以上の月間件数を記録しました。自粛の意識が高まるコロナ禍では、特に有用な広報事例です。
参考:オンライン診療「LINEドクター」2月の診療件数が過去最多を更新、前年比20倍以上に増加 発熱・コロナ疑いや花粉症患者の需要が増加傾向
「風邪の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
1月9日の「風邪の日」は、体調管理や風邪予防を想起させるきっかけになる日です。医療業界の方や、風邪予防・診療にまつわる製品を販売する企業の方にとっては特に、「風邪の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「風邪の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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