
謎解きの日
3月5日は「珊瑚の日(サンゴの日)」。今回は「珊瑚の日」の意味や由来を解説します。
また、「珊瑚の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、実際の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に環境保全に関わっている方や、珊瑚を用いた商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
3月5日は「珊瑚の日(サンゴの日)」です。1996(平成8)年、自然環境や野生動物の保護活動を担う公益財団法人・世界自然保護基金(WWF)によって制定されました。
日付は「サン(3)ゴ(5)」と読める語呂合わせから。また、珊瑚の宝石であるコーラルが、3月の誕生石として知られていることも、由来のひとつです。
記念日を制定した1996年には、沖縄県石垣島・白保で珊瑚礁保護研究センターの建設を開始し、2000年4月に「しらほサンゴ村」をオープンさせました。
毎年3月5日の「珊瑚の日」には、保全活動の啓蒙だけでなく、珊瑚への配慮を前提とした商品開発を紹介したり、イベントを開催したりといった広報PRが実施されています。
「珊瑚の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「珊瑚の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「珊瑚の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「珊瑚の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「珊瑚の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「珊瑚の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「珊瑚の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「珊瑚の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「珊瑚の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社サンシャインシティは、2024年3月5日の「サンゴの日」にちなんだイベント「サンシャイン水族館 サンゴフェスタ2024」のプレスリリースを配信しました。3月1日から31日にかけて、サンゴの生態や環境問題について学べるプログラムです。
プレスリリースでは、子どもが楽しみながら学べるミニ解説やスタンプラリーのほか、別料金で参加できるガイドツアーも展開することを紹介。イベントが始まる約1ヵ月前にプレスリリースを配信することで、認知拡大効果に寄与しています。
参考:3月5日はサンゴの日!「サンシャイン水族館 サンゴフェスタ2024」
株式会社アクアメントは、2025年3月5日の「サンゴの日」に先駆けてプレスリリースを配信。水族館「átoa(アトア)」にて、3月5日から「サンゴの日~サンゴって何か知っていますか?~」と題した企画展を実施することを発表しました。
水族館ならではの企画内容といえますが、「サンゴの日」についてもわかりやすく紹介し、読み手の興味・関心を弾いたプレスリリースが特徴的です。開始日の1週間前にプレスリリースを配信することで、潜在層への認知はもちろん、顕在層へのリマインド効果も期待できます。
参考:3月5日・サンゴの日にちなんだ企画展とトークライブを開催します!【神戸の港の水族館|アトア】
ハリウッド株式会社は、2024年3月5日の「サンゴの日」に合わせて、同社が発売した「feel coral サンプロテクト ミルク」についてプレスリリースを配信しました。サンゴに害のある原料を使用しない日焼け止めで、環境に配慮した商品として展開。
プレスリリースでは「スキューバダイビング×ゴミ拾い」をテーマに活動する「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」への支援について取り組みを発信しています。記念日に合わせたプレスリリース配信により、メディア関係者や、同商品を知らない潜在層への認知拡大・販売促進効果に寄与した有用な広報PR事例といえるでしょう。
参考:3月5日はサンゴの日。サンゴに害のある成分をすべて不使用の日焼け止めfeel coralは、沖縄のスキューバダイビング「水中ゴミ拾い専門店 Dr.blue」を支援いたします。
3月5日の「珊瑚の日」は、珊瑚に注目が集まり、海の環境や珊瑚の保全を想起させるきっかけになる日です。珊瑚に関する商材を扱っている方や、保全・ボランティア活動を行う企業の方にとっては特に、「珊瑚の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「珊瑚の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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