
未来の日
2月12日は「ダーウィンの日」。今回は「ダーウィンの日」の意味や由来を解説します。
また、「ダーウィンの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に出版業界の方や、ダーウィン・進化論といったテーマの商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
2月12日は「ダーウィンの日」。イギリスの自然科学者、チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)氏の誕生日(1809年2月12日)にちなんだ国際的な記念日です。
ダーウィンは、地球上のすべての生き物が共通の祖先から誕生した「進化論」を提唱し、現在の生物学の基盤となる理論を構築しました。5年におよぶ調査船での公開中には、生物に関する膨大な記録を集め、『種の起源』と題した書籍を発表。
ダーウィンが積み重ねてきた研究実績は、昨今でもテレビ番組に取り上げられたり、生物学の書籍のテーマとして扱われたりしています。子ども向けの商品から専門的な書籍まで、多様な切り口で広報PRに活かせるでしょう。
「ダーウィンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ダーウィンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ダーウィンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ダーウィンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ダーウィンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ダーウィンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ダーウィンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ダーウィンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ダーウィンの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社KADOKAWAは、「角川まんが科学シリーズ」から新たに発売する『どっちが強い!? すごすぎる! なんでもNo.1 生き物ファイル』のプレスリリースを配信しました。さまざまな生き物の生態や進化を楽しみながら学ぶ漫画本です。
「ダーウィンの日」に関するプレスリリースではありませんが、作中に「ダーウィン博士」が登場し、ストーリー仕立てで学習できる魅力を伝えています。カラフルな収録内容がイメージできるよう、複数のページ写真とともに見本をピックアップしたのがGOODな好事例です。
参考:爆笑4コマまんが100本!! 大人気「どっちが強い!?」から、4コマまんがで笑いながら気軽に生き物たちの生態が学べる新シリーズ『どっちが強い!? すごすぎる! なんでもNo.1 生き物ファイル』が登場
東急リゾーツ&ステイ株式会社は、東急不動産株式会社、株式会社バイオームの3社によるプロジェクトについてプレスリリースを配信。いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を用いた生物調査イベント「たてしなダーウィンツアー」の開催を発表しました。
アプリユーザー参加型の調査イベントとして展開しており、プレスリリースでは2023年度の実施で好評を得た実績も明記したのがGOODです。「ダーウィンの日」の事例ではありませんが、イベント名やプロジェクトの内容と親和性が高いため、記念日と関連付けることでさらなる認知拡大効果の向上が期待できるのではないでしょうか。
株式会社アニメイトホールディングスは、『マンアフターマン 未来の人類学』のre-edition版の発売情報をプレスリリースで公開しました。1993年刊行の同盟書籍を新装・再編集し、30年の時を経て登場した復刻版です。
「ダーウィンの日」とは少し異なる切り口ですが、進化論という共通点からプレスリリースのテーマに掛け合わせる広報PR施策として検討できます。記念日に特化した事例にはもちろん、自社の書籍や期間限定情報の認知を図る参考事例としても有用です。
参考:ドゥーガル・ディクソン最大の奇書『マンアフターマン 未来の人類学』が、30年の時を経て「書泉と、10冊」でre-edition版として奇跡の復活! 2024年12月2日(月)より予約開始‼
2月12日の「ダーウィンの日」は、学者・ダーウィンに注目が集まり、進化論や生物学を想起させるきっかけになる日です。ダーウィンにまつわる書籍を販売している方や、進化論をテーマにした作品を企画する企業の方にとっては特に、「ダーウィンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ダーウィンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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