いいにんじんの日
5月24日は「伊達巻の日」。今回は「伊達巻の日」の意味や日付の由来を解説します。
また、「伊達巻の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、年末年始ならではのメニューを取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「伊達巻の日」の意味・由来とは?
5月24日は「伊達巻の日」です。厚焼き玉子や玉子焼きなどの寿司具全般を製造・販売する、株式会社せんにちによって制定されました。
日付は、戦国武将であり、伊達巻が好物だったことからその名前が付けられたとされる、伊達政宗公の命日が由来。日本の食文化のひとつとして、伊達巻の魅力やおいしさを後世に伝えていくことを制定の目的に掲げています。
なお、伊達巻はおせち料理に使われることが多く、一般的な玉子焼きよりも豪華な印象を与える食べ物です。メイン料理として取り上げられるケースは少ないものの、正月の行事を中心に、食品業界の広報PRに活用できるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「伊達巻の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「伊達巻の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「伊達巻の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「伊達巻の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「伊達巻の日」を元に発信をする流れ
「伊達巻の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「伊達巻の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「伊達巻の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「伊達巻の日」を広報PRに活かした事例
「伊達巻の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「伊達巻の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「伊達巻の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.伊達巻を配合したジェラート、スムージー、チュロスを新発売
かまぼこ店を展開する株式会社鈴廣蒲鉾本店は、伊達巻を配合したスイーツの販売についてプレスリリースを配信。「伊達巻ジェラート」「伊達巻スムージー」「伊達巻チュロス」の3種類を販売します。
伊達巻を配合したスイーツという意外性のあるプレスリリースのタイトルが読み手の目を引きます。新商品開発の背景として、小田原の観光名物をつくるという地域性をしっかりと絡めているのもGOODポイントです。「伊達巻の日」にちなんだものではありませんが、複数のメディアフックとなる要素が盛り込まれた参考事例です。
参考:世界初※!伊達巻を配合した新感覚スイーツ「伊達巻ジェラート」「伊達巻スムージー」「伊達巻チュロス」
事例2.老若男女問わず健康を願う簡単料理セットを発売
株式会社鈴廣蒲鉾本店は、同社が展開する歳時記シリーズから、「ひなまつり(い)」の発売情報をプレスリリースで公開しました。日本の四季や節句の風物を題材にしたシリーズで、今回の商品には細工かまぼこを詰め合わせ、甘酒や焼きかまぼこなどをセットにしています。
「伊達巻の日」ではなく「ひなまつり」にちなんだ商品ですが、老若男女問わず楽しめるよう、健康を願う行事としてコンセプトを掲げているのが特徴。プレスリリースには伊達巻やえび枝豆などを切って、華やかなちらし寿司が簡単に作れるセット内容を紹介しています。自社ならではのこだわりに訴求し、関心を引きやすいビジュアルを掲載した好事例です。
参考:まるで和菓子、職人の匠の技が生み出す細工かまぼこ「上巳 の 節句 」本来の意味合い健康祈願を提案する詰合せ「歳時記 ひなまつり(い)」2023年2月15日 リニューアル発売
事例3.花見の席でも食べやすい、桜シーズン限定の行楽弁当
株式会社FOOD & LIFE COMPANIESは、持ち帰り鮨専門店「京樽」から発売する新商品のプレスリリースを配信しました。3月16日から4月16日にかけて、桜の咲くシーズンに合わせてさまざまな食材を詰め合わせた行楽弁当「花だより」を販売する取り組みです。
プレスリリースでは同店が誇る人気商品の伊達巻やレンコン、枝豆などを詰め合わせた実際の商品を、写真とともに紹介しているのがGOODポイント。発売開始の直前にプレスリリースで発信することで、より多くの人へ認知してもらう結果につなげた有用な広報PR事例です。
参考:お持ち帰り鮨専門店「京樽」から桜の咲く季節に合わせたお花見弁当「花だより」を期間限定で販売!
「伊達巻の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
5月24日の「伊達巻の日」は、伊達巻に注目が集まり、卵を使ったメニューやおせち料理を想起させるきっかけになる日です。卵をメインとした商品を扱う方はもちろん、正月ならではの広報PRを検討している方にとっては特に、「伊達巻の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「伊達巻の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】