日本初飛行の日
12月19日は「日本初飛行の日」。今回は「日本初飛行の日」の意味や由来を解説します。
また、「日本初飛行の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に航空業界の方や、旅行商品を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「日本初飛行の日」の意味・由来とは?
12月19日は「日本初飛行の日」です。1910(明治43)年12月19日、日本人が乗った動力付き飛行機の飛行にはじめて成功したことから、日本の記念日として知られています。
当時挑戦したのは、陸軍軍人による飛行演習。フランス製の飛行機で挑み、飛行時間4分・飛行距離3,000m・最高高度70mを記録しました。日本人としてはじめて飛行に成功したため、「日本人初飛行の日」とも呼ばれています。
「日本初飛行の日」に特化したイベント・キャンペーンは見られませんが、現代では飛行機を利用する人も多いため、旅行や出張での利用を呼びかけたり、航空業界の関連商品・サービスについて発信したりといった広報PRに活かせるでしょう。
「日本初飛行の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「日本初飛行の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本初飛行の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本初飛行の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「日本初飛行の日」を元に発信をする流れ
「日本初飛行の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「日本初飛行の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本初飛行の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「日本初飛行の日」を広報PRに活かした事例
「日本初飛行の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「日本初飛行の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「日本初飛行の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.世界の機内食が味わえる冷凍自動販売機を新設
日本空港ビルデング株式会社は、グループ会社であるコスモ企業株式会社の「世界の機内食」に関するプレスリリースを発表しました。機内食を冷凍で販売する自動販売機を、羽田空港第2ターミナル1階に新設。
世界の機内食を5種取り揃えており、自動販売機で気軽に味わえるのが魅力です。プレスリリースでは、フランス家庭料理の代表格である「コック・オー・ヴァン」や、スペインの人気料理「パエリア」などラインナップを紹介しています。空港の利用を控えている人をターゲットにした、有用な広報事例といえるでしょう。
参考:【羽田空港】「世界の機内食」を羽田空港第2ターミナル自動販売機で販売!
事例2.サブすくサービスの第2弾実装実験をスタート
株式会社KabuK Styleと日本航空株式会社(JAL)は、「航空サブスクサービス」の実装実験を開始しました。目的地までのシームレスな移動・輸送を実現するサービスにおいて、恒常的な提供を目指すプロジェクトです。
2021年に実施された第1弾の実験結果をふまえて、対象路線の拡大や、予約条件の規定を更新。募集人数を500人から1,000人に増員することで、より詳しい実験結果の獲得が期待できます。
参考:KabuK StyleとJALが「航空サブスクサービス」実証実験第2弾を実施!対象路線を10路線から143路線へ拡大、先着1000名で6月22日より申込受付開始
事例3.コロナ禍によるダメージ回復を願い、航空の写真展を開催
有限会社チャーリイズは、2022年6月18日から8月8日にかけて、「Clear for Take Off 光明の中、曉闇をついて赴くままに」と題した写真展の報道内覧会開催を決定しました。新型コロナウイルスでダメージを受けた航空業過が回復に向かうよう、離陸上昇の願いを込めた展示会です。
会場では、航空写真家のチャーリィ古庄が撮影した作品を展示。飛行機にフォーカスした写真だけでなく、写真家自らが操縦士、現場から空撮した作品を展示している点が特徴的です。操縦資格を持つカメラマンならではの広報事例といえます。
参考:写真を飾る以上の写真展 チャーリィ古庄写真展 報道内覧会のお知らせ
事例4.先進技術を複数搭載した「MR空港体験」の実証実験を開始
凸版印刷株式会社は、複数の技術を活用した「MR空港体験」の実証実験を開始しました。同社と株式会社南紀白浜エアポート・日本電気株式会社・株式会社マクニカ・日本航空株式会社の5社がタッグを組み、MR(複合現実)技術やローカル5G技術を用いてコンテンツ化するプロジェクトです。
仮想空間にある滑走路などを現実空間と融合させ、着陸する様子が実寸大で体験できるのが特徴。飛行機の離着陸を仮想空間で体験できるだけでなく、オリジナル飛行機をペイントしたり、空港の裏側を見学したりといったツアーも魅力的です。飛行機や航空業界に興味がある人にとっては、特に興味を引きやすい企画となっています。
参考:南紀白浜空港においてMR(複合現実)技術やローカル5Gを活用した「MR空港体験」の実証実験を開始
「日本初飛行の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
12月19日の「日本初飛行の日」は、飛行機やヘリコプターに注目が集まり、空港の利用を想起させるきっかけになる日です。
航空業界の方や、飛行機関連の製品を販売する企業の方にとっては特に、「日本初飛行の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
また、空港や周辺で扱っている商品のプレスリリースとして、「日本初飛行の日」を取り上げるのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「日本初飛行の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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