GAPとSDGs農業の日
11月14日は「医師に感謝する日」。今回は「医師に感謝する日」の意味や由来を解説します。
また、「医師に感謝する日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方や、病院に関する企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「医師に感謝する日」の意味・由来とは?
11月14日は「医師に感謝する日」です。医師紹介事業や採用コンサルティング事業を展開する、株式会社Dプラスによって制定されました。
日付は、1と1で人と人(患者と医師)の結びつきを表すことと、「い(1)し(4)」と読む語呂合わせを組み合わせて11月14日としたのが由来。同社は、普段お世話になっている主治医に感謝を伝えるため、記念日に合わせてハンカチを贈ることを提案しています。
また同社は、毎年11月14日の「医師に感謝する日」に、スタッフが封入したハンカチを医師に配布する活動を実施。大々的な取り組みでなくとも、医師に関する情報を発信したり、記念日にちなんだイベント・キャンペーンを開催したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「医師に感謝する日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「医師に感謝する日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「医師に感謝する日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「医師に感謝する日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「医師に感謝する日」を元に発信をする流れ
「医師に感謝する日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「医師に感謝する日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「医師に感謝する日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「医師に感謝する日」を広報PRに活かした事例
「医師に感謝する日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「医師に感謝する日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「医師に感謝する日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.医師と看護師を対象に、コロナ禍に関するアンケート調査を実施
株式会社医師のともは、医師や看護師を対象としたアンケート調査を実施しました。2022年9月2日〜11日は医師274人に、9月15日〜22日は看護師404人に対し、「コロナ禍で一番大変だったこと」についてアンケートを取ったインターネット調査リリースです。
全体で最も多かったのは「行動制限」。続いて「発熱外来対応等による業務量増加」や「自身や家族の体調管理の徹底」が上がりました。サマリでは、1位から12位までの項目と理由に加え、医師・看護師別の結果も掲載。医師の人生に寄り添い、アンケート調査をはじめとするさまざまな事業を手掛ける同社ならではの広報PR活動です。
参考:医師・看護師が回答!「コロナ禍で一番大変だったこと」に関するアンケート調査結果発表
事例2.医療従事者向けのフォーラムに無料招待
医療情報誌の月刊『集中』を発行する集中出版株式会社は、医療従事者やその家族に向けたフォーラムを開催しました。1部の表彰式と2部のクリスマスコンサートに分け、「癒しと安らぎの環境」フォーラム実行委員会が主催するプログラムです。
今回のフォーラムは医療従事者が無料招待の対象となっており、従事者の家族や患者も無料で参加可能。委員会での取り組みを知ってもらうだけでなく、医療従事者・家族・患者が交流する場としても役立っています。
参考:【医療従事者無料ご招待】20周年記念「癒しと安らぎの環境」フォーラム2022開催
事例3.医療広報のプロジェクトの一環としてマンガ大賞を実施
神奈川県横浜市の医療局は、医療広報を実施する「医療の視点」プロジェクトの一環として、医療マンガ大賞の募集情報を発表しました。4つのテーマと8部門に分け、原作エピソードをもとに描かれたマンガを募集する企画です。
ニュースリリースでは、人気漫画家の審査員について紹介したり、同時開催の企画展に言及しているのがGOODポイント。経験の有無は問わないため、医療マンガに興味がある人はもちろん、漫画家としての活動を志望している人にとっても有益なプロジェクトといえます。
「医師に感謝する日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月14日の「医師に感謝する日」は、病院や医師に注目が集まりやすい日です。ヘルスケア業界での広報PRを検討している方や、医療に特化した企画を展開する企業の方にとっては特に、「医師に感謝する日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「医師に感謝する日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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