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無電柱化の日(11月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日無電柱化の日(11月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月10日は「無電柱化の日」。今回は「無電柱化の日」の意味や由来を解説します。

また、「無電柱化の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、エスプレッソに関する製品の開発・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「無電柱化の日」の意味・由来とは?

11月10日は「無電柱化の日」です。景観や防災などの観点から電柱を無くす「無電柱化」を目指す「無電柱化民間プロジェクト」が制定しました。

街の景観を良くして観光の振興に役立て、巨大地震などに対する防災機能を高めることを世の中に知らせることが目的です。日付の由来は、11月10日を1110として、1を電柱に見立て、それが0になることを願って定められたとされています。

インフラ業界をはじめ、街づくりや不動産といったテーマで事業構想を紹介したり、「無電柱化の日」にちなんだキャンペーンを行ったりと、さまざまな広報PR活動のきっかけとなる記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「無電柱化の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「無電柱化の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「無電柱化の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「無電柱化の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「無電柱化の日」を元に発信をする流れ

「無電柱化の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「無電柱化の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「無電柱化の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「無電柱化の日」を広報PRに活かした事例

「無電柱化の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「無電柱化の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「無電柱化の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.無電柱化にちなんだ写真コンテストを企画

東京都建設局は、無電柱化の意義や効果を感じてもらうためのフォトコンテストの開催などについて、プレスリリースで発表しました。

コンテストは、都民に通勤や通学など日常生活で通り過ぎる電柱や電線の存在を再認識してもらうためのもの。電柱と電線がある風景に加え、電線がない風景をテーマに写真を募集しました。

着眼点がユニークなイベントは専用のフォームのほか、InstagramとTwitterからも応募可能としているのが良い点です。イベントを機にフォローなどでも認知拡大を狙える広報PR事例といえるでしょう。

参考:建設局ニュース2022 東京のまちづくり 9・10月号を発行しました!

事例2.無電柱化など専門分野の展示会を開催

一般社団法人日本能率協会は、東京ビッグサイトで10の専門展示会と2つの特別企画を含む専門展示会「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2022」が実施されることを、プレスリリースで発表しました。

展示会のひとつ「無電柱化推進展」では、東京都建設局無電柱化推進担当部長を招いたセッションを開催。複数の展示会は業界の枠を超え、技術・情報交流を促進する場を提供しました。

無電柱化整備に関する行政の担当者を招くイベントは、インフラや土木担当の報道関係者が参加することが見込まれます。あらかじめ取材申し込みフォームを作ってリンクを付記しており、当日の対応をしっかりと準備したことがうかがえる広報PR事例です。

参考:製造業・建設業向けに、⽣産性向上、持続可能な社会資本整備、レジリエンス向上を提案する専門展示会「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2022」開催

事例3.無電柱化の計画策定をプレスリリース

東京都は、さらなる無電柱化の推進に向けて、2030年代までに整備する都道や港・空港の具体的な箇所などを示した「東京都島しょ地域無電柱化整備計画」を策定したことをプレスリリースで発表しました。

行政が進める道路整備や無電柱化は、数年以上のスパンでさまざまな計画のもと進んでいきます。目的や計画、住民に紹介するための概要などをまとめた専用ページを作成。プレスリリース上での情報はあえて最低限とし、リンクをおくことで情報更新を知らせ、要点のみ紹介する機能を持たせています。

参考:「東京都島しょ地域無電柱化整備計画」の策定について

「無電柱化の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月10日の「無電柱化の日」は、無電柱化に注目が集まりやすい日です。インフラ業界の方や、無電柱化に関する製品の開発、事業計画を行う行政・企業の方にとっては、「無電柱化の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「無電柱化の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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