ワッフルの日
2月18日は「方言の日」。今回は「方言の日」の意味や由来を解説します。
また、「方言の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、地方自治体や観光・旅行業界の方、方言に関連する製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
「方言の日」の意味・由来とは?
2月18日は「方言の日」です。2007年(平成19年)、鹿児島県大島地区文化協会連絡協議会が奄美方言の素晴らしさや大切さを認識してもらうことを目的に制定しました。
記念日の名称は、「シマユムタの日」「シマユミタの日」「ユンヌフトゥバの日」など、島ごとの方言でも定められており、記念日の日付は言葉という意味の「フ(2)トゥ(10)バ(8)」の語呂合わせから決定しました。
この日を中心に、鹿児島県大島地区文化協会連絡協議会は町と連携して奄美の方言に関する啓発活動を行っています。
「方言の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「方言の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「方言の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「方言の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「方言の日」を元に発信をする流れ
「方言の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「方言の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「方言の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「方言の日」を広報PRに活かした事例
「方言の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「方言の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「方言の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.岡山弁をフィーチャーしたTシャツを自動販売機で販売
公益社団法人岡山県観光連盟は、株式会社ビザビと協働で岡山弁をフィーチャーしたTシャツ「OKAYAMA ACCENT T-SHIRT」を販売することを発表しました。
プレスリリースでは、キャッチーな方言が記載されたTシャツ5種を、着用イメージ写真とともに紹介。人気イラストレーター金安亮氏がデザインしたものであることも掲載しています。また同時に、自動販売機で販売すること、岡山県内宿泊施設のペア宿泊券などが当たるキャンペーンを開催するなど岡山の観光地PRも兼ねている好事例です。
参考:岡山弁が“クセになる”Tシャツ。略して「クセT」!岡山デスティネーションキャンペーン期間中、でーれーおしゃれな自動販売機で新発売(7/1〜)
事例2.ご当地ヒーローによる親子向けイベントを開催
秋田県にかほ市は、ご当地ヒーローによる親子向けの「ニカッ!っとにかほしフェスティバル」をオンラインで開催しました。
プレスリリースには、子どもに人気の秋田弁を話すご当地ヒーローのプロフィールをはじめ、にかほ市のアピールポイントを掲載。にかほ市の魅力を多くの人へ届けるため、オンラインを活用した広報PR活動です。
参考:全国のみんな、まめでらが〜!ままいっぺけよ!秋田県にかほ市のご当地ヒーロー・超神ネイガーが先生!食育や秋田の方言を学ぶ、親子向けオンラインイベント開催
「方言の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「方言の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
方言はその土地の特徴であり、魅力のひとつでもあります。ユニークな方言はそれだけで話題性があるため、方言がある地域は「方言の日」に積極的に発信するとよいでしょう。
「方言の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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