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天使のささやきの日(2月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日天使のささやきの日(2月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月17日は「天使のささやきの日」。今回は「天使のささやきの日」の意味や由来を解説します。

また、「天使のささやきの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にダイヤモンドダストや冬期にまつわる広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「天使のささやきの日」の意味・由来とは?

2月17日は「天使のささやきの日(天使の囁き記念日)」です。1994(平成6)年、北海道の地元住民によって作られた「天使の囁き実行委員会」が制定しました。「天使のささやき」は、空気中の水蒸気が凍ることでできる「ダイヤモンドダスト」に由来しています。

1978年2月17日、北海道幌加内町母子里で、国内最低気温である氷点下41.2℃を記録。しかし、気象庁の観測対象外であったため、公式には認められていません。

最低気温記録から10年後の1987年、当時の記録をもとに、地元の有志が同委員会を結成。寒さを通して人々の出会いの場を設けられるよう、「天使のささやきを聴く集い」と名付けたイベントを開催するようになりました。

現在でも、毎年2月には「天使のささやきの日」にちなんで、アイスキャンドルサービスや、白樺並木のライトアップなどさまざまなイベントを行っています。

氷点下に達する寒冷地域でなくとも、冬ならではの広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「天使のささやきの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「天使のささやきの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「天使のささやきの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「天使のささやきの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「天使のささやきの日」を元に発信をする流れ

「天使のささやきの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「天使のささやきの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「天使のささやきの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「天使のささやきの日」を広報PRに活かした事例

「天使のささやきの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「天使のささやきの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「天使のささやきの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.人気キャラクターと自社の看板商品によるコラボ商品を発売

老舗菓子店を運営する株式会社壺屋総本店は、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社の人気キャラクター「初音ミク」とのコラボレーション商品を発売しました。自社の看板商品であり、ダイヤモンドダストをイメージした「き花」と、初音ミクの世界観を組み合わせた期間限定商品です。

「天使のささやきの日」に合わせた施策ではありませんが、コラボ商品ならではの独自性・希少性を豊富な写真とともに訴求したのがGOODポイント。キャラクターのファン層を中心に、自社の潜在層へ効果的にアプローチした有用なプレスリリース事例といえます。

参考:期間限定★ 「雪ミク」と「き花」が冬を彩る!書き下ろしパッケージが新登場!

事例2.ダイヤモンドダストが見られる弟子屈町の情報をプレスリリースで紹介

一般社団法人・摩周湖観光協会は、北海道の弟子屈(てしかが)町に関するプレスリリースを配信。冬シーズンの到来に合わせて、ダイヤモンドダストが見られるエリアや景勝地、イベント情報などを紹介しました。

イベント・温泉・周遊バスと3つのトピックを設け、美しい写真とともにそれぞれの魅力を発信した構成が特徴的です。「天使のささやきの日」に関するプレスリリースではありませんが、地域性と季節性を積極的に伝えることで、メディア関係者はもちろん観光客の興味関心も高めています。

参考:【北海道・弟子屈町】冬シーズンの到来!澄んだ景色と温泉・新イベント満載!期間限定周遊バスも登場!

事例3.冬の絶景に関するアンケート調査結果をレポート

株式会社阪急交通社は「一度は見てみたい冬の絶景」に関するアンケート調査を実施し、プレスリリースで結果を発表しました。2024年10月11日から18日にかけて、株式会社ジャストシステムの「Fastask」を利用し20代以上の男女559人を対象に行ったWeb調査です。

アンケート結果では、1位の「オホーツク海の流氷」や2位の「ダイヤモンドダスト」をはじめ、ランクインした10個のスポットについて紹介。記念日にちなんだ広報PR施策ではありませんが、冬ならではのアンケート調査結果を公開することで、エリアを問わず幅広い層に情報を届けた好事例です。

参考:一度は見てみたい冬の絶景ランキング! ~オホーツク海の流氷や白川郷の雪景色など。阪急交通社がアンケート結果を公開

「天使のささやきの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月17日の「天使のささやきの日」は、寒冷地のイベントや、ダイヤモンドダストを想起させるきっかけになる日です。冬の観光プランを企画する方や、冬期ならではのイベント・キャンペーンを検討している方にとっては特に、「天使のささやきの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「天使のささやきの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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