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防災とボランティアの日(1月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日防災とボランティアの日(1月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月17日は「防災とボランティアの日」。今回は「防災とボランティアの日」の意味や由来を解説します。

また、「防災とボランティアの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、企業に取り入れている事例もご紹介。マーケティングネタを探している方、特に防災・ボランティア活動に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「防災とボランティアの日」の意味・由来とは?

1月17日は「防災とボランティアの日」です。1995年(平成7)年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、災害への備えとボランティア活動の大切さを認識する日として、日本の記念日に制定されました。

内閣府は1995年12月15日の閣議にて、1月17日の「防災とボランティアの日」とともに、1月15日〜21日を「防災とボランティア週間」に決定。自主的な防災活動・ボランティア活動を促すために、講演会や展示会などのイベント・キャンペーンを実施しています。

地方公共団体による啓発活動のほか、防災関連の商品を発表したり、ボランティア活動の取り組みを発信したり、あらゆる企業の広報PR活動につながる記念日といえるでしょう。

「防災とボランティアの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「防災とボランティアの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「防災とボランティアの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「防災とボランティアの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「防災とボランティアの日」を元に発信をする流れ

「防災とボランティアの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「防災とボランティアの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「防災とボランティアの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「防災とボランティアの日」を広報PRに活かした事例

「防災とボランティアの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「防災とボランティアの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.阪神・淡路大震災や震災ボランティアに関するアンケートを実施

日本赤十字社は、阪神・淡路大震災の発災から30年を迎えるタイミングで、阪神・淡路大震災に関する認知や、被災地で活動するボランティアに対する意識を探るために調査を実施。10代~60代以上の男女、合計1200名を対象にアンケート調査を行い、その結果をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、調査結果のハイライトをピックアップ。その後、グラフ画像を大きく掲載し「まとめ」へと展開した構成がGOOD。また、これからボランティアに参加することを検討する人に向けて、冊子「ボランティア、ご安全に!」が掲載されている自社サイトも紹介。読み手にとって必要な情報がしっかりとまとめられています。

参考:阪神・淡路大震災が起きた日、3人に1人「知らない」 ~『ボランティア元年』の認識も3割に届かず、若年層で認知が低い傾向~

事例2.長崎県と神奈川県にて94名の社員による森林ボランティア活動を実施

チューリッヒ保険会社は、2024年12月の上旬から中旬にかけて、長崎県西海市の雪浦海浜公園の松林と神奈川県立21世紀の森にて、社員による森林ボランティア活動を実施しました。

プレスリリースでは、「長崎県西海市 チューリッヒの森」と「神奈川県 チューリッヒの森」の活動内容をそれぞれ紹介。読み手に取り組みが伝わりやすいように、画像や社員の声、プロジェクトの概要と、同じ構成にして展開しているのがGOOD。

「防災とボランティアの日」に関連する発信ではありませんが、気候変動への取組みという公益性の高い自社の取り組みを広く伝える広報PRの参考事例です。

参考:長崎県と神奈川県の「チューリッヒの森」プロジェクトで94名の社員によるボランティア活動を実施

事例3.「防災ボランティア」をテーマにした学生講演会を開催

学校法人武蔵野大学は、同大学有明キャンパスにおいて、武蔵野大学ボランティアセンター主催の「災害ボランティア」をテーマにした講演会を開催したことをプレスリリースで発表しました。

講演会には5歳の時に東日本大震災を経験し、中学時代から気仙沼市東日本震災遺構・伝承館語り部活動をしている学生と、能登半島地震に災害ボランティアとして参加した学生の2名が登壇。自身の体験を元に「災害ボランティアとは?」を語りました。

プレスリリースでは、当日のスケジュールや登壇者のコメントを顔写真付きで掲載。被災地の写真をまとめたアイキャッチ画像が、読み手の関心を集めます。「防災とボランティアの日」に関連する事例ではありませんが、防災やボランティアに関連する広報PR施策を考える際の参考になりそうです。

参考:【武蔵野大学】11月17日(日)に有明キャンパスで「災害ボランティア」をテーマに学生講演を開催!

「防災とボランティアの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

1月17日の「防災とボランティアの日」は、地震・津波などに対する防災や、ボランティア活動を想起させるきっかけになる日です。防災に関する製品を開発・販売する企業の方にとっては特に、「防災とボランティアの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「防災とボランティアの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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