
母の日
4月25日は「DNAの日」。今回は「DNAの日」の意味や由来を解説します。
また「DNAの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例をご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に医療・福祉関連の事業を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4月25日は「DNAの日」です。DNA(デオキシリボ核酸)の研究結果に基づいて、世界的な記念日として制定されました。「国際DNAデー」「世界DNAの日」と呼ばれることもあります。
功績を残したのは、分子生物学者のジェームズ・ワトソンとフランシス・クリック。2人が研究したDNAの二重らせん構造に関する論文が、1953年(昭和28年)4月25日、科学雑誌に掲載されたのが日付の由来です。
広報PRとしてはニッチな題材ですが、医療・福祉・科学といった分野で多様なイベント・キャンペーンを考案できます。
「DNAの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「DNAの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「DNAの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「DNAの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「DNAの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「DNAの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「DNAの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「DNAの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「DNAの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
Transeeds合同会社は、同社が主宰するクリエイティブコレクティブ「LOM BABY(ロム ベイビー)」の公開・販売情報をプレスリリースで発表しました。DNA合成技術とブロックチェーン技術を融合させた、世界初の製品です。
「DNAの日」に関する事例ではありませんが、先進的な技術と独自性の高い製品を取り上げることで、プレスリリースをきっかけに多くの人に情報を届けているのがGOOD。製品の概要を解説した動画・画像も掲載することで、専門的な仕組みをわかりやすく紹介できています。
参考:【命を宿すフィギュア】生命科学より誕生した「DNAフィギュア」をEXPO2025 大阪・関西万博で超数量限定販売「人工宇宙人AA」「DNAカプセル」LOM BABY by Transeeds Inc.
特別展「古代DNA―日本人のきた道―」広報事務局は、国立科学博物館で開幕する特別展についてプレスリリースを配信しました。漫画家・凸ノ高秀氏による描き下ろし漫画や、展覧会のオリジナルグッズ、コラボグッズなどの企画を複数紹介しています。
記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、特別展の開催に先駆けて配信することで、メディア関係者はもちろん生活者の潜在層にもアプローチしたのがGOOD。特別展ならではの見どころを豊富に紹介することで、より多くの人の興味・関心を高めています。
参考:特別展「古代DNA―日本人のきた道―」特別描き下ろし漫画&オリジナルグッズのご紹介
株式会社河出書房新社は、書籍『渡来人とは何者か』の新発売を決定し、プレスリリースで書籍情報を公開しました。日本の古代史を、渡来人を切り口に紐解いていく解説本です。
DNA解析による渡来人の定説や、縄文人と日本のルーツの関係性などを収録しており、プレスリリースで目次・著者プロフィールも明記したのがGOOD。こちらも「DNAの日」の事例ではありませんが、ページ写真を複数掲載したビジュアルもわかりやすく、歴史に関心がある人への認知拡大・販売促進効果が期待できます。
参考:【古代人のDNA解析から新たに解明された「渡来人」の正体!】虚実入り混じる古代史を解き明かす書籍『渡来人とは何者か』、2024年11月22日発売。
4月25日の「DNAの日」は、遺伝子や科学を題材にした広報PRが有用です。日本国内では遺伝子検査に馴染みがない人も多いため、キット販売のキャンペーンや無料体験イベントを企画してみるとよいでしょう。
また、「DNAの日」にちなんだ調査リリースを発信するのも一案です。新商品発表のような場でなくとも、SNSを活用することで効率的な認知拡大が期待できます。
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