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土偶の日(10月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日土偶の日(10月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月9日は「土偶の日」。今回は「土偶の日」の意味や由来を解説します。

また、「土偶の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に歴史にまつわる書籍・施設運営に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「土偶の日」の意味・由来とは?

10月9日は「土偶の日」です。2013年、任意団体の「土偶の日運営委員会(現:縄文ドキドキ会)」によって発案・制定されました。

日付は「ど(10)ぐ(9)う」と読む語呂合わせが由来。土偶が誕生したことを祝い、縄文人や土偶の研究家、保存を担う関係者などに感謝の意を表すのがおもな目的です。

毎年「土偶の日」には、縄文ドキドキ会がブログコンテンツを発信したり、記念日のロゴデータを無料公開したりといった取り組みを行っています。

土偶は縄文時代を代表する文化であり、重要な考古資料でもあるため、書籍のテーマとして「土偶の日」を取り上げたり、土偶に関するイベントを企画したりといった広報PRのきっかけになるでしょう。

「土偶の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「土偶の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「土偶の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「土偶の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「土偶の日」を元に発信をする流れ

「土偶の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「土偶の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「土偶の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「土偶の日」を広報PRに活かした事例

「土偶の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「土偶の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「土偶の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「ハニワと土偶の近代」のオンラインチケット販売に「ART PASS」が採用決定

美術館・展覧館トータル支援サービス「ART PASS」の企画・開発・販売をするインヴェンティット株式会社は、オンラインチケット販売の採用に関するプレスリリースを配信。2024年10月1日から東京国立近代美術館で開催される「ハニワと土偶の近代」のオンラインチケット販売に「ART PASS」が採用されました。

プレスリリースでは、「ART PASS」の特徴と機能について詳しく解説されています。さらに、プレスリリース内から直接チケット購入ができるうえ、出土遺物に関するエピソードや展示写真などもしっかり盛り込まれている点が、潜在層へのアプローチにもつながっておりGOOD。記念日にちなんだ事例ではないものの、情報整理された読みやすいプレスリリースの構成が参考になります。

参考:インヴェンティットの美術館・展覧会トータル支援サービス「ART PASS」が、“ハニワと土偶の近代”のオンラインチケット販売に採用されました!

事例2.「さいたま市最新出土品展2024」と「発掘調査成果発表会」開催

さいたま市では、令和5年度に市内で実施した発掘調査で出土した遺物や遺構の写真などを紹介する「さいたま市最新出土品展2024」を9月3日から16日まで開催することをプレスリリースで発表。さらに、9月7日には、発掘担当者が発表する「発掘調査成果発表会」の開催についても告知しました。

プレスリリースでは、同展のポスターをメイン画像とし主な展示遺跡や概要だけでなく、展示予定である国指定史跡「真福寺貝塚」についての説明や発掘調査の最新情報がチェックできるURLも掲載しています。遺物や遺構に興味がある対象者の参加促進効果が高い内容になっている点がGOODポイントといえるでしょう。

記念日にちなんだ事例ではありませんが、遺跡や遺物などの関連イベント開催時に、同記念日を広報PR活動に活用するのもおすすめです。

参考:「さいたま市最新出土品展2024」と「発掘調査成果発表会」を開催します~調査の成果をいち早くご紹介します~

事例3.特別ワークショップ「土偶を作って野焼きしよう!」開催決定

株式会社ナチュラルサイエンスは、北海道白老町にあるフラッグシップ施設「ナチュの森」にて、子どもから大人まで参加できる期間限定ワークショップ「土偶を作って野焼きしよう!」の開催をプレスリリースで発表。

プレスリリースでは、野焼きの様子や完成した土偶の写真なども掲載され、ワークショップのイメージがわく内容になっています。また、ワークショップと同時開催中の展示イベント情報についても告知しており、ワークショップ以外にも楽しめる提案が盛り込まれている点がGOODポイントです。

最下部には、同社の会社概要やビジョンも掲載されており、同社の手がける製品のこだわりが伝わるところも参考になるでしょう。

参考:「ナチュの森で縄文にであう展」でタイムリープ!申込み開始!特別ワークショップ「土偶を作って野焼きしよう!」が開催決定

「土偶の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月9日の「土偶の日」は、土偶に注目が集まり、縄文時代の文化や考古学を想起させるきっかけになる日です。歴史関係の商材を扱っている方や、土偶をテーマにした書籍・商品の開発を行う企業の方にとっては特に、「土偶の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「土偶の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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