三十路の日
3月15日は「ドメインの日」。今回は「ドメインの日」の意味や由来を解説します。
また、「ドメインの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果や、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にIT業界の方や、Webサービスの運営に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ドメインの日」の意味・由来とは?
3月15日は「ドメインの日」です。2017年、1,050種類以上のドメインを提供している、株式会社インターリンクによって制定されました。
日付は、1985年3月15日、マサチューセッツ州のコンピューター製造会社、Symbolics社のドメインネーム「symbolics.com」が世界で初めて正式に登録された出来事にちなんでいます。
知名度が低いドメインや、新しく登録されたドメインの認知度を向上させることが、記念日制定の目的です。
記念日を発案した同社は、毎年「ドメインの日」に合わせて記事コンテンツを公開したり、キャンペーン企画を実施したりしています。
ドメインサービスがメインでない企業でも、ドメインにまつわる情報のニュースリリースや、Webサービスのプレスリリースといった広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ドメインの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「ドメインの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ドメインの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ドメインの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ドメインの日」を元に発信をする流れ
「ドメインの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ドメインの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ドメインの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ドメインの日」を広報PRに活かした事例
「ドメインの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ドメインの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ドメインの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.サービス開始から約4ヵ月の成約数をプレスリリースで発表
Webサービスの制作・保守やアプリ開発事業などを手掛ける株式会社ウェブネーションは、同社が運営するプラットフォーム「M&Aクラブ」での案件成約数が100件を突破したことをプレスリリースで発表しました。
2023年11月末のオープンからわずか4ヵ月ほどの成果であること、さらにプレスリリース配信時点で150件を突破していることを明記したのがGOODポイント。新規サービスの実績を積極的に発信することは、メディア関係者の目に留まりやすく、取り上げられる機会が増える効果にもつながります。
参考:SNSアカウント・WEBサイト・中古ドメインの売買・譲渡専用プラットフォーム「M&Aクラブ(MAクラブ)」で案件成約数が100件を突破!
事例2.ドメイン取得・サーバー契約を一括手続きできるサービスを提供
GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社は、ドメイン取得サービス「ムームードメイン byGMOペパボ」は、新しいサービス「MuuMuu Servers(ムームーサーバー)」の提供開始を発表しました。ドメイン取得とサーバー契約を一括で手続きできるWebサイト作成サービスです。
プレスリリースでは、今回スタートするサービスのメリットを押さえたうえで「提供の背景」「概要」「今後の展望」と見出しごとにわかりやすくまとめられています。また、リリース記念キャンペーンを平行して開催することで、多くの人の関心を高めやすくなったのもGOODです。
参考:「ムームードメイン byGMOペパボ」、『MuuMuu Servers』を11/15(水)より提供開始【GMOペパボ】 | GMOインターネットグループのプレスリリース
事例3.特定のドメインをブロックする新機能を実装
ウェビナーマーケティングSaaS「Bizibl(ビジブル)」を提供する株式会社Bizibl Technologiesは、新しく実装した機能「特定ドメインからの申し込みブロック機能」のプレスリリースを配信しました。主催者側がドメインを設定しておくと、対象のアドレスをウェビナー参加不可にできる機能です。
「競合企業からの申し込みを防ぎたい」「個人用アドレスからの申し込みを防ぎたい」など、機能実装に至った背景を明記したのがGOODポイント。新機能の利用方法を、操作手順がわかる画像とともに紹介しています。「ドメインの日」のプレスリリースではありませんが、自社サービスの機能紹介やリリース情報を発信する広報PR施策として参考になる事例です。
参考:ウェビナーマーケティングSaaS「Bizibl」が「特定ドメインからの申し込みブロック機能」を公開
「ドメインの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
3月15日の「ドメインの日」は、Web関連事業の中でもドメインに注目が集まりやすい日です。ドメインサービスを運営する企業の方や、ドメインに関連するWebシステム開発などに携わっている方にとっては特に、「ドメインの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ドメインの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】