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耳の日(3月3日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日耳の日(3月3日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月3日は「耳の日」。今回は「耳の日」の意味や由来を解説します。

また、「耳の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や福祉業界の方、耳に関連する製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「耳の日」の意味・由来とは?

3月3日は「耳の日」です。1956年(昭和31年)に社団法人日本耳鼻咽喉科学会の提案によって制定。「難聴と言語障害をもつ人びとの悩みを少しでも解決したい」という想いから記念日となりました。

日付は、「み(3)み(3)」の語呂合わせから決定。また、この日は電話の発明者及びろう教育者であったグラハム・ベルの誕生日でもあります。

毎年この日には、社団法人日本耳鼻咽喉科学会を中心に、耳に関する相談や健康な耳の大切さを知ってもらうためのさまざまな活動が全国各地で行われています。

「耳の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「耳の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「耳の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「耳の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「耳の日」を元に発信をする流れ

「耳の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「耳の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「耳の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「耳の日」を広報PRに活かした事例

「耳の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「耳の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.難聴について発信する「耳の日」イベント

株式会社日本コクレアは、2024年3月3日の「耳の日」にちなんだイベントを開催することをプレスリリースで配信。子どもの聞こえに不安がある人や補聴器でも会話が聞き取りにくい人に向けて、難聴について説くプログラムです。

開催概要をまとめたうえで、簡単な地図と申し込みサイトのQRコードを掲載したプレスリリースがGOODポイント。実施する1ヵ月前にプレスリリースを配信することで、メディアをはじめ、より多くの人に取り組みの認知を拡大した好事例です。

参考:福井大学医学部附属病院 「耳の日イベント」

事例2.問題解決にトライするプロジェクトを「耳の日」に始動

プロトタイピングチームの一般社団法人・PLAYERSは、2023年3月3日の「耳の日」に合わせて、聴覚障碍者の悩みや社会側の問題について考え、解決を目指す新たなプロジェクトを始動。プロジェクトの詳細をプレスリリースで配信しました。

PLAYERSは、これまでさまざまな聴覚障害プロジェクトを実施しています。今回のプレスリリースでは、プロジェクト第1弾の企画としてアンケート調査の実施を紹介。プロジェクトの本格始動を「耳の日」に絡めながら発信することで、当事者だけでなく、多くの企業・個人の関心を高めた広報PR事例です。

参考:【3月3日は耳の日】PLAYERS、聴覚障害者の悩み解決にトライするプロジェクトを本格始動

事例3.「耳の日」のプレスリリースで自社の啓発活動を紹介

株式会社デイトナ・インターナショナルが運営する「FREAK’S STORE(フリークス ストア)」は、NPO日本ミュージックフェスティバル協会が主催する「イヤーマフ・レンド・プログラム」での活動について、プレスリリースを配信しました。3月3日の「耳の日」、WHO(世界保健機関)が設定した「World Hearing Day」にちなんだ啓発活動です。

イヤーマフを無料で貸し出すプログラムに共感した同社がオリジナルイヤーマフを製作し、フェスやイベントで提供。プレスリリースでは、実際に貸し出されるキッズ用のイヤーマフや、着用シーンの写真を掲載しています。タイトル周りに記念日を記載した参考事例です。

参考:【3月3日は耳の日】子供を難聴から守り、家族で楽しめるフェスを目指して「FREAK’S STORE」がオリジナルのイヤーマフを制作。フェスやコンサートで提供!

事例4.補聴器を33時間体験できる「耳の日」限定プラン

The補聴器専門店合同会社は、「33時間だけの補聴器試聴体験プラン」と題した企画を開始したことをプレスリリースで発表。。3月3日の「耳の日」限定で、33人に試聴体験用の補聴器を貸し出す特別プランです。

プレスリリースのアイキャッチに掲載したカラフルな補聴器が目を引きます。記念日に絡めるだけでなく、3月3日という日付をイメージしやすい「参加費330円」「33人限定」という数字に設定したのがユニークなポイント。補聴器の普及率が低いことも併せて、プレスリリース内で訴求しているのが参考になるポイントです。

参考:参加費330円。3月3日「耳の日」に【33時間だけの補聴器試聴体験プラン】をスタート。最新 補聴器市場調査の結果を受けて、補聴器を身近に感じる体験プランを立案

「耳の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月3日の「耳の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「耳の日」には耳に注目が集まります。音楽やラジオ、オーディオブックといった耳から聞けるサービスや、イヤフォンや補聴器といった耳に関連する製品をPRしやすい日です。キャンペーンやイベントを開催したり、耳に関する調査リリースを出したりするのもよいでしょう。

「耳の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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