
謎解きの日
5月20日は「電気自動車の日」。今回は「電気自動車の日」の意味や由来を解説します。
また、「電気自動車の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に電気自動車を扱うメーカーの方や、脱炭素社会を目指す取り組みを実施する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月20日は「電気自動車の日」です。電気機器事業を展開する株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーションが制定。
創業者である島津源蔵氏が1917年にアメリカから輸入した電気自動車「デトロイト号」を2009年5月20日に復活させたことを由来としています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「電気自動車の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「電気自動車の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「電気自動車の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「電気自動車の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「電気自動車の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「電気自動車の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「電気自動車の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「電気自動車の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、今後「電気自動車の日」を広報PRに活用するうえでのヒントとなるはずです。
株式会社新創社が事務局を務めるEV&SDGsフェア実行委員会は、国産・輸入ブランドの電気自動車などを体感できるイベント「EV&SDGsフェア2024 in グランフロント大阪 うめきた広場」を開催。2022年から毎年行っており、今回で3回目の実施についてプレスリリースを配信しました。
プレスリリースの始めに、イベントの見どころやポイントを箇条書きでピックアップ。先に情報を整理しておくことで、読み手に的確に内容を伝えられます。記念日にちなんだ事例ではありませんが、イベント開催におけるプレスリリースの構成が参考になります。
参考:【試乗体験も初開催】国内外の電気自動車(EV)が5/11(土)~12(日)グランフロント大阪に大集合!!
脱炭素社会をデジタル技術で推進する脱炭素テック企業のENECHANGE株式会社は、国内のEVユーザー約2800人を対象に充電環境に関するアンケートを実施。結果を調査リリースで配信しました。
EVを購入した理由は「ランニングコストの低さ」や「補助金や税制優遇」などの経済的理由が上位に。購入後の満足ポイントでは「運転の快適さ」が1位となりました。調査結果サマリのあとに、詳細をグラフとともに紹介しているのがわかりやすくGOODです。
「電気自動車の日」に合わせたものではありませんが、調査結果だけでなく同社サービスのアピールにもつなげたプレスリリースが参考になります。
参考:充電環境に関するアンケートに約2,800人のEVユーザーが回答
EV充電サービスを提供するユビ電株式会社は、中部エリアのUR賃貸住宅で初めてEV充電設備付き駐車場を運用開始することをプレスリリースで配信。名古屋市の「アーバンラフレ鶴舞公園」に20台分設置し、2024年4月11日より運用を開始します。
ガソリン車と比較した際の温室効果ガスの排出量の少なさなどを、環境省の参考リンクを掲載して説得力を高めたプレスリリースがGOOD。記念日に合わせた事例ではありませんが、中部エリアで初めてであるという新規性や希少性などをフックとした好事例です。
参考:EV(電気自動車)充電設備付き駐車場の運用開始 ~ UR賃貸住宅「アーバンラフレ鶴舞公園」に20台分設置 ~
「電気自動車の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
近年では環境を考え、脱炭素社会に向けた取り組みを行う企業も増えています。電気自動車を扱う自動車メーカーはもちろん、電気自動車の充電サービスを提供する企業も「電気自動車の日」を活用した広報PR活動を実施できそうです。記念日をうまく利用し、より多くの人に自社製品・サービスを周知するとよいでしょう。
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