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1月8日は「正月事納め」の日。今回は「正月事納め」の意味や由来を解説します。
また、「正月事納め」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に年末年始にちなんだイベント・キャンペーンの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1月8日は「正月事納め」の日。12月13日の「正月事初め」以降に飾られた門松や注連縄(しめなわ)を取り外し、正月の行事・飾りを終える日です。
日本の多くの地域では、1月1日から7日までの1週間を正月としています。ほかに15日まで、20日までのいずれかを正月とする地域もありますが、一般的な1月7日までの期間にちなんで、1月8日が「正月事納め」と呼ばれるようになりました。
日本の伝統行事にちなんだ記念日のひとつであるため、年末年始の広報PR活動に有用な日といえます。特定の商材カテゴリにかかわらず、ゲーム内イベント・初売り・年始限定キャンペーンなど、あらゆる観点から企画を考案できるでしょう。
「正月事納め」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「正月事納め」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「正月事納め」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「正月事納め」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「正月事納め」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「正月事納め」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「正月事納め」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「正月事納め」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「正月事納め」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
小売業界に特化した商品・顧客分析ソリューションを始めとする、パッケージシステムを開発・提供するデータコム株式会社は、20代~30代のミレニアル世代の正月太りに関するアンケート調査を実施。調査結果をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースには、正月期間中に「太りたくない」「絶対に太らない」と回答した人が8割以上という結果を掲載。正月太り解消への取り組みとして、「食事の摂取量を減らす」人が過半数を占め、健康志向のおせちに対するニーズが高まっていることを紹介しました。「正月事納め」に関連する発信ではありませんが、季節性のある独自調査として参考になる事例です。
参考:正月太りへの取り組み、”燃やす”男性と”控える”女性で男女差あり?男性は「ウォーキング」、女性は「食事制限」がそれぞれ4割という結果に。正月太り経験者の6割が望む”ヘルシーおせち”が食事制限の救世主!
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドは、同社が運営する新宿プリンスホテルにて、年末年始で崩れがちな生活リズムを4つの刺激体験でアクティブに解消する宿泊プランを企画。2025年1月11日から2月28日まで期間限定で「~新宿プリンスホテルpresents~ 4つの“激”体験ステイ」を販売することをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、年末年始の長期休暇で乱れた生活リズムや気分が落ち込む「正月病」の解消をめざす宿泊プランのイメージがわかるように多数の写真とともに紹介している点がGOOD。記念日にちなんだ発信ではありませんが、正月休み明けのイベントをアピールする事例として参考になります。
参考:【新宿プリンスホテル】年末年始で乱れがちな生活をパーソナルトレーニングや食事でアクティブに解消「~新宿プリンスホテル presents~ 4つの“激”体験ステイ」を販売
新宿・横浜エリアを中心に心療内科・精神科クリニックを運営する一般社団法人徳志会は、連休が会社員のこころに与える影響に関する調査を実施。調査結果をプレスリリースで配信しました。
連休明けに会社を辞めようと検討したことがある人は約4割であるほか、人間関係や早起きをストレスに感じている人が7割超えということが判明。カラーグラフとともに、それぞれの調査結果を端的に説明するだけでなく、調査結果のまとめに加えて、企業ができる社員のための対策を紹介した読み応えのあるプレスリリースの構成がGOOD。
こちらも記念日にちなんだ発信ではありませんが、連休明けの心に不調を感じる人に対して心療内科・精神科クリニックへの受診を勧めるなど、アンケートをうまく生かした広報PR事例です。
参考:正月に要注意⁉︎4割の会社員は連休明けに退職や転職を検討している⁈【2024年版】
1月8日の「正月事納め」は、門松や注連縄に注目が集まり、正月行事を終える催しを想起させるきっかけになる日です。取り扱っている商材のカテゴリを問わず、年末年始や正月にちなんだ製品を販売する企業の方にとっては特に、「正月事納め」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「正月事納め」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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