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取引所大発会(1月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日取引所大発会(1月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月4日は「取引所大発会」の日。今回は「取引所大発会」の意味や由来を解説します。

また、「取引所大発会」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に金融業界の方や、証券取引所にまつわる広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「取引所大発会」の意味・由来とは?

1月4日は「取引所大発会」の日です。証券取引所にて、1年のうちはじめての取引日に催事が行われます。大発会は催事を意味する言葉ですが、取引日そのものである1月4日が「取引所大発会」や大発会と呼ばれるケースが一般的です。

1年で最後の取引日である「大納会」と合わせて、証券取引所では恒例イベントとして知られています。

たとえば、日本取引所グループのJPXでは、毎年12月30日に大納会、1月4日に大発会を実施。2022年1月4日の「取引所大発会」では、ゆかりのある芸能人を迎えて催事が行われました。

「取引所大発会」に特化したイベント・キャンペーンは多くないものの、年始のお祝いムードが広がるシーズンを有効活用したり、証券取引に関する情報を発信したりといった広報PRに活かせるでしょう。

「取引所大発会」をきっかけに広報PR活動する効果

「取引所大発会」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「取引所大発会」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「取引所大発会」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「取引所大発会」を元に発信をする流れ

「取引所大発会」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「取引所大発会」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「取引所大発会」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「取引所大発会」を広報PRに活かした事例

「取引所大発会」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「取引所大発会」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「取引所大発会」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.株価上昇・停滞に対する企業のマインドを自社調査

株式会社帝国データバンクは、2024年2月22日に日経平均株価が史上最高値を更新したことを受け、プレスリリースを配信しました。さらに2024年2月のTDB景気動向調査に触れたうえで、3月8日から12日にかけて行った自社調査の結果を発表。

株価の大幅な上昇・停滞に伴う企業のマインドや恩恵にフォーカスし、調査レポートをプレスリリースにまとめています。「取引所大発会」に関する事例ではありませんが、関連性の高く、時流に応じた広報PR施策として非常に参考になるでしょう。

参考:株価上昇、日本経済が「良くなる」きっかけ5割 消費マインド向上など、42.8%が「恩恵あり」

事例2.スタートアップ企業の成長を加速するイベントを開催

M&A仲介事業を手掛ける株式会社ストライクは、2025年1月22日に開催するイベント「S venture Lab.」のプレスリリースを配信しました。スタートアップ企業の成長を加速させることを目的に、元東証上場推進担当役員を起用し実践的な知見を展開するプログラムです。

「取引所大発会」に関した事例ではありませんが、証券取引というキーワードに特化した広報PR施策として参考になります。イベントの開催日時や各部のプログラム内容、さらに登壇者など、概要がひと目でわかるビジュアルが特にGOODな好事例です。

参考:「証券取引所から見たIPOの全て」を語る

事例3.四半期決算のオンライン説明会についてプレスリリースで発表

さまざまなソリューションサービスを提供する株式会社TWOSTONE&Sonsは、2025年8月期の第1四半期決算説明会についてプレスリリースを配信。同年1月14日、We会議ツールを用いて四半期決算説明と質疑応答を行うことを発表しました。

先着500人を対象としたオンライン配信企画で、アーカイブ配信についても触れています。こちらも「取引所大発会」に合わせたプレスリリースではありませんが、開催の1ヵ月以上前から情報を発信することで、メディア関係者を中心に多くの人へ認知を広めた有用な広報PR施策といえるでしょう。

参考:【TWOSTONE&Sons】2025年8月期 第1四半期決算説明会のご案内

「取引所大発会」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

1月4日の「取引所大発会」は、証券取引に注目が集まり、金融商品の購入や運用を想起させるきっかけになる日です。金融業界の方や、証券取引に関する商材を扱う企業の方にとっては特に、「取引所大発会」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

また、「取引所大発会」にちなんだアンケートを実施し、調査リリースとして発信するのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「取引所大発会」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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