筋肉を考える日
3月16日は「財務の日」。今回は「財務の日」の意味や由来を解説します。
また、「財務の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に税理士業界の方や資格取得に関するスクール運営をされている企業、財務に関連した製品・サービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
「財務の日」の意味・由来とは?
3月16日は「財務の日」です。財務コンサルティングの専門会社・株式会社戦略財務(現在のトリプルグッド税理士法人)が制定。日付は、「ざ(3)い(1)む(6)」と読む語呂合わせと、所得税確定申告の期限の翌日であることから決定しました。
この記念日は、中小企業に向けて財務の重要性をPRし、財務をより良くして健全に発展及び繁栄を続けて欲しいとの想いがあります。
「財務の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「財務の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「財務の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「財務の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「財務の日」を元に発信をする流れ
「財務の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「財務の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「財務の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「財務の日」を広報PRに活かした事例
「財務の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「財務の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「財務の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.金融機関を対象に、無形資産などについて説くウェビナーを開催
新規事業開発事業や金融機関向け非財務情報活用支援事業などを展開するアスタミューゼ株式会社は、「低PBR変革時代におけるアクティブ運用の高度化 ~無形資産・非財務データを活用し、企業価値を可視化する~」と題した無料ウェビナーを開催。運用会社や証券会社など金融機関を対象にしたオンラインプログラムです。
「財務の日」の広報PR事例ではありませんが、ウェビナーの概要や参加方法・定員など、必要な情報をわかりやすくまとめた構成が参考になります。特定の企画を発信することで、企業全体での取り組みを知ってもらうきっかけにもなったプレスリリースです。
参考:金融機関向け無料セミナー「低PBR変革時代におけるアクティブ運用の高度化 ~無形資産・非財務データの活用し、企業価値を可視化する~」を3月に再開催
事例2.個人投資家の情報収集動向を調査し、プレスリリースで公表
株式会社リンクアンドモチベーションのグループ会社である株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズは、個人投資家の投資方針別情報収集動向について調査し、結果をプレスリリースで公表しました。2023年11月30日から12月10日にかけて、情報プラットフォーム「e-株主リサーチ」を利用する個人投資家を対象に行った実態調査です。
プレスリリースでは、財務の定量的な情報を重視している人、個人投資家向け説明会の利用率など、投資のタイプに分けてまとめたレポートが特徴的。「財務の日」に関する事例ではありませんが、自社運営のプラットフォームを活用した調査レポートにより、多くの注目を集めた好事例です。
参考:【個人投資家調査】個人投資家の投資方針別情報収集動向についての調査レポートを公開
事例3.財務課題を解決する法人カードの導入事例を紹介
有料会員数100万人以上のファンプラットフォームを開発・提供する株式会社UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」が株式会社SKIYAKIに導入されたことを発表しました。導入事例として、プレスリリースではカードの特徴や企業コメントを紹介しています。
自社製品・サービスを訴求するだけでなく、導入企業の財務担当取締役のコメントを掲載し、客観的な使用感やメリットをアピールしたのがGOODポイント。多くのメディア関係者や企業がプレスリリースを目にすることで、潜在的なステークホルダーに情報を届ける効果も期待できます。
参考:東証グロース上場の株式会社SKIYAKI、法人カード「UPSIDER」を経理業務の効率化目的で導入
「財務の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
3月16日の「財務の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「財務の日」は、制定された由来にもある通り、所得税確定申告の期限翌日にもあたるため、企業それぞれが財務と向き合う日でもあります。自社が財務に関連する製品やサービスを提供している場合は、積極的に発信するとよいでしょう。
「財務の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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