
緑茶の日
7月10日は「指笛の日」。今回は「指笛の日」の意味や由来を解説します。
また、「指笛の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にリゾート・エンタメ業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
7月10日は「指笛の日」です。指笛とは、指を口に入れて空気を送り込むことで、笛のように高い音を鳴り響かせることです。
実は、指笛は沖縄の音楽や文化に欠かせない演奏手法です。そこで、指笛文化の振興を目的に沖縄県の指笛愛好家グループ「指笛王国おきなわ」が2006年に「指笛の日」を制定しました。
日付は、指笛を吹くときに人差し指または小指を曲げる様子が「7」に似ていること、また指の数が両手を合わせて「10」本であることから「7月10日」に設定されています。
「指笛の日」には、沖縄の指笛文化に関心を持ってもらい、指笛をよりいっそう普及させるべく、指笛によるコンサートイベントなども行われています。
「指笛の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「指笛の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「指笛の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「指笛の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「指笛の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「指笛の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「指笛の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「指笛の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
「指笛の日」についての事例でなくても、今後「指笛の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
エクセルホテル東急は、「まるごと奄美in東京」と題したイベントの開催情報をプレスリリースで発表しました。2023年7月1日と2日の2日間、奄美大島の食事や文化が体験できる期間限定イベントです。
当日は体験ブースを設置し、サンシンやチヂン(太鼓)、ハト(指笛)などが体験できるコーナーも展開。体験ブースや有料コーナーのイメージ画像を複数掲載することで、より視覚的な興味関心を高めます。記念日にちなんだ告知ではありませんが、指笛をはじめとする文化を伝えた好事例です。
参考:吉祥寺で奄美を体感!奄美の食と文化にふれる2日間限定イベント「まるごと奄美in東京」開催のお知らせ
吉本興業株式会社は、沖縄県那覇市で開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のプレスリリースを配信しました。2023年の開催で15回目となる、映画作品上映やステージイベント、アート展などが展開される一大イベントの結果報告のレポートです。
プレスリリースでは、レッドカーペットの写真をはじめ、当日の様子がわかる写真を大きく掲載している点がGOOD。各プログラムの詳細を載せて配信することで、沖縄県民はもちろん、イベントの存在を知らない潜在層への認知拡大効果を高める広報PR事例です。「指笛の日」に関する発信ではないものの、レポート配信をする際の参考になる事例ではないでしょうか。
参考:『島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭』【開催の結果報告】
芸能プロダクションの吉本興業株式会社は、BSよしもとで「桂文枝の全国の首長さんに逢いたい!」の「#44」が5月25日に放送されることをプレスリリースで配信。桂文枝氏がアシスタントの沖縄県住みます芸人カシスオレンジ氏とともに、沖縄県豊見城市を旅し、市長から手ほどきを受けた指笛を披露しました。
プレスリリースでは、番組の内容と放送日時などの詳細を記載。市長から美しいい指笛の鳴らし方を伝授される様子を紹介しました。記念日にちなんだ発信ではないものの、タイトルに番組の見どころを入れていたり、キャプチャを掲載したりして読み手にわかりやすく伝わるようにまとめられた好事例です。
参考:豊見城市長が文枝に“美しい指笛の鳴らし方”を伝授!『桂文枝の全国の首長さんに逢いたい!』
「指笛の日」は、沖縄文化になじみのある人にとっては沖縄を想起するきっかけになる日です。それ以外でも、指笛と聞いてスポーツや舞台の賑やかなシーンを想像する人は多いでしょう。
沖縄県に関連する事業を展開する企業の方や、スポーツやエンタメなどに関わる企業の方にとっては特に、「指笛の日」は自社商品・サービスの魅力を伝える新たな切り口となります。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「指笛の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】