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消防記念日(3月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日消防記念日(3月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月7日は「消防記念日」。今回は「消防記念日」の意味や由来を解説します。

また、「消防記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に消防・防災といった事業に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「消防記念日」の意味・由来とは?

3月7日は「消防記念日」です。1948(昭和23)年3月7日に「消防組織法」が施行され、消防の管轄が警察から消防庁へと変わりました。

消防を警察の一部から分離し、独立させることで、責任を明確にするのが制度改革の目的。消防組織法施行の2年後、火災をはじめとする災害から地域を守る理解・認識を深めるために、記念日が制定されました。

毎年3月7日の「消防記念日」には、消防庁を筆頭に啓発活動が行われています。各地域の消防のPR活動を企画したり、消防にまつわるイベントを開催したり、多様な広報施策に活かせるでしょう。

「消防記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「消防記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「消防記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「消防記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「消防記念日」を元に発信をする流れ

「消防記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「消防記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「消防記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「消防記念日」を広報PRに活かした事例

「消防記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「消防記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「消防記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.アンバサダーのアナウンサーが火災予防運動に参加

名古屋テレビ放送株式会社(メ〜テレ)は、3人のアナウンサーが「令和5年度名古屋市消防局広報アンバサダー」に就任したことをプレスリリースで紹介しました。「令和6年春の火災予防運動」では広報用ポスターに出演し、火災警報器の点検呼びかけも実施。

実際に掲示されるポスターを写真で紹介し、イベント参加についてもピックアップしたプレスリリースがGOODポイントです。「消防記念日」の事例ではありませんが、視覚的にわかりやすいビジュアルと、情報を把握しやすいようまとめられた構成が参考になります。

参考:合言葉は「“おし活”してますか?」 名古屋市消防局広報アンバサダーを務めるメ~テレの望木聡子・尾形杏奈・松崎杏香アナウンサーが春の火災予防運動で広報用ポスターやイベントに出演

事例2.垂直測位技術を中心とするプロジェクトに参画

災害発生時に家族などの居場所を自動で通知するスマートフォンアプリ「ココダヨ」を提供する株式会社ゼネテックは、消防隊員の安全確保に向けた静岡県浜松市が実施する実証実験に参画することをプレスリリースで発表。実施事業者のMetCom株式会社のパートナーとして加わります。

プレスリリースには、消防隊員が建物内で正確な位置を把握する「垂直測位技術」を中心に展開するプロジェクトであることを紹介。やや専門的な解説が多い記事ですが、読み手がイメージしやすいよう、アプリの表示画面など画像を掲載したのがGOODポイントです。

「消防記念日」のプレスリリースではありませんが、消防活動に深く関連する技術プロジェクトを発信する手段として参考になる事例です。

参考:消防隊員の安全確保に向けた浜松市の実証実験にゼネテックも参画

事例3.はたらく車や訓練の様子が見られるイベントを開催

京急開発株式会社は、「はたらく乗り物大集合!in HEIWJIMA」の開催情報をプレスリリースで発表しました。同社が所有する複合商業施設「BIGFUN平和島」「ボートレース平和島」で、はたらく乗り物を展示したり、自衛隊による降下訓練を実施したりするイベントです。

消防車や消防隊に限ったイベントではありませんが、参加者が実際に見られる車両を画像にまとめ、興味がある人を中心にアピールしたプレスリリースがGOODポイント。「消防記念日」の広報PRとしてはもちろん、期間限定イベントの認知拡大を図る事例としても参考になるのではないでしょうか。

参考:「はたらく乗り物大集合!in HEIWAJIMA」ご好評につき2度目の開催へ!

「消防記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月7日の「消防記念日」は、消防署・消防隊に注目が集まり、火災をはじめとする災害の防災を想起させるきっかけになる日です。消防活動や防災訓練に携わる企業の方や、防災にまつわる製品を販売する企業の方にとっては特に、「消防記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「消防記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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