
緑茶の日
2025年2月3日は「立春」。今回は、立春の意味や由来を解説します。
また、立春をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイントもご紹介。実際に開催されているイベントもピックアップしながら、広報PRにつながる事例を取り上げています。
広報やマーケティングネタを探している方、特に春に開催するイベント関係者は、ぜひ参考にしてみてください。
春の始まりを意味し、春の気が立つとして「立春」。雑節の基準日で、この日から数えて88日目を「八十八夜」、210日目を「二百十日」など、さまざまな行事が行われます。
2025年は2月3日は「立春」です。春の始まりを意味し、春の気が立つとして「立春」。春夏秋冬の4つの季節それぞれの始まりが立春・立夏・立秋・立冬とされています。
立春は季節を知るために用いられる「二十四節気」のうちのひとつで、24ある節気の一番目です。また雑節の基準日でもあるため、この日から数えて88日目は「八十八夜」、210日目は「二百十日」とされています。
日本では、6世紀頃から明治時代初期まで「太陰太陽暦」が用いられていましたが、この太陰太陽暦では季節と月日がずれてしまうため、二十四節気が編み出されました。
「立春」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「立春」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「立春」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「立春」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「立春の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「立春の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「立春」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「立春」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
日本酒メーカーの株式会社一ノ蔵は、「一ノ蔵 立春朝搾り蔵見学体験ツアー」を初開催することをプレスリリースで発表しました。毎年「立春」の日に瓶詰めする「一ノ蔵 立春朝搾り」を、特別見学ツアーの参加者に提供するプログラムです。
2025年2月3日の「立春」の1日限定で実施する希少性はもちろん、自社ならではの商品展開を強みとした独自性が特徴。申し込み情報をプレスリリースで発信することで、メディア関係者だけでなく日本酒が好きな潜在層にも認知を広めた有用な広報PR施策です。
参考:1年に1度だけの一ノ蔵特別見学ツアー募集!『一ノ蔵 立春朝搾り蔵見学体験ツアー』初開催
株式会社大丸松坂屋百貨店は、2024年1月15日から28日にかけて開催するグルメ企画「冬の土用の未の日は、”赤色グルメ”を食べて元気に!」のプレスリリースを配信しました。「冬の土用の末(ひずじ)の日」にちなんで、「ひ」の付くものや赤い食べ物を展開するイベントです。
「立春」に特化したプレスリリースではありませんが、「立春」までの18日間にあたる「冬の土用の未の日」と、期間中に食べるとよいとされるものにフォーカスした企画内容が魅力。イベント開始の前日にプレスリリースを配信し、認知拡大効果に寄与したタイミングもGOODな好事例です。
参考:★『冬の土用の未の日』は、縁起のよい”ひ”のつくもの、”赤い”ものを食べて、寒い冬を乗り越えましょう!いちごの日に合わせて「竜王いちご」もやってきます!
ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパは、「開運来福アフタヌーンティー」と題した特別メニューをプレスリリースで紹介しました。季節と運気の変わり目といわれる「立春」にちなんで、2025年1月18日から2月28日にかけて提供する期間限定のアフタヌーンティーです。
「立春の縁起担ぎを楽しむ」「一年の計は立春にあり」など、この時期ならではの季節性を訴求したプレスリリース内容がGOOD。二十四節気にも触れながら、アフタヌーンティーのメニューについてわかりやすく解説しています。
参考:自然のエネルギーに満ちたパワースポット箱根で過ごす “開運来福アフタヌーンティー”を食す旅
立春と節分は混同されがちですが、広報PRの観点からは、節分はファミリーや子ども向けなのに対して、立春はここまでご紹介してきた通り「大人向け」といえます。
春らしさや季節感を出すPRを考えるうえで、節分と立春の使い分けは大切なポイントです。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「立春」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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