
スッキリ美腸の日
7月第3月曜日は「漁師の日」。今回は「漁師の日」の意味や由来を解説します。
また、「漁師の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に水産業に関連する商品・サービスを展開する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
2025年7月21日は「漁師の日」です。水産業の発展と漁村の活性化を目的に、漁業者や関連団体などと連携して活動する一般社団法人全国漁業就業者確保育成センターによって制定されました。
日付は、漁師にとって「海」が生きる舞台であることから、7月第3月曜日の「海の日」と同日としたのが由来。2025年は7月21日、2026年は7月20日が「漁師の日」にあたります。
漁師という職業をリスペクトし、若者が漁師になるきっかけを作るのが記念日制定の目的です。また、国民の記念日である「海の日」に合わせることで、現役漁師とその家族が一緒に過ごせるようにという願いも込められています。
漁業は多くの人にとって触れ合う機会が少ないものの、日本の食文化を支える重要な職業のひとつです。漁師の実態や魅力を発信したり、漁シーズンの限定商品をプレスリリースで紹介したりといった広報PR施策に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「漁師の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「漁師の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「漁師の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「漁師の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「漁師の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「漁師の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「漁師の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「漁師の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「漁師の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
京都府は、2025年に開催する2泊3日の「農林水産業体験ツアー in 京都」についてプレスリリースを配信しました。府内の農業・林業・漁業の現場を実際に見学・体験し、農林水産業の就業者増加を目指すインターンシップ型の企画です。
本プログラムは、農林水産業に関心のある高校生・大学を対象とした人数限定の内容で、京都府ならではの地域性を活かした体験を強みとしています。「漁師の日」の広報PRではありませんが、プレスリリースで募集情報を公開することで、地域住民はもちろんメディア関係者への認知拡大効果に寄与した好事例です。
参考:【京都府】京都の農林水産業を体験してみよう! ~農林水産業インターンシップを開催
企業や自治体、団体を支援・発信するソーシャルアクションネットワークは、「漁業で海洋体験おおむら」と題したイベントを開催。日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として展開した企画で、当日の様子をプレスリリースでレポートしています。
記念日にちなんだ事例ではありませんが、プレスリリースには長崎県大村市の漁業を知る地域密着型プログラムを紹介し、企画の社会的意義をしっかりと伝えている点が参考になります。開催後にレポートとして発信したほか、子どもたちの様子がわかる豊富な写真を掲載したビジュアル面も魅力的な好例です。
参考:漁師さんのお仕事を体験して、大村湾を知ろう!【漁業で海洋体験おおむら】を開催しました!
ブランド運営事業やプロデュース、クリエイティブ事業などを展開するSOUZOU株式会社は、広島県にオープンする飲食店「しまなみ漁師めし 潮蔵」についてプレスリリースを配信しました。店は「鯛の町」として知られる鞆の浦に位置し、真鯛を中心にさまざまな海の幸・薬味を味わえる漁師めしが楽しめます。
「漁師の日」とは少し異なるプレスリリースですが、「漁師めし」というキーワードを活かして、地域や食材に興味を喚起するきっかけづくりとして有用です。提供メニューをピックアップし、写真と説明を組み合わせて丁寧構成されたプレスリリースは、広報PRの好例といえるでしょう。
参考:【“鯛の町”広島・鞆の浦に新たな名物誕生?!】真鯛が主役の豪快漁師めしが味わえる「しまなみ漁師めし 潮蔵」がOPEN
7月第3月曜日の「漁師の日」は、職業の中でも漁業・漁師が注目されやすい日です。特に漁業が盛んな地域で事業を展開する企業や、海の幸を使った商品を手掛ける企業の方は「漁師の日」を切り口として広報PRをするよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「漁師の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】